仕事や勉強、ダイエットなど「こんなに毎日努力しているのに、本当に結果が出るのか……」と思ったことはありませんか?
「もっと速く結果を出したり、達成感を得たい!」と考えてしまいますが、「石の上にも三年」という言葉があるように、一朝一夕では結果を出したり、達成感を得ることは、まずできません。ですが、分かってはいても日々の努力はどこか地味に見えてしまったりして、なかなかできません。
そこで、努力は必ず実を結ぶ!と強く感じられる5作のサクセスストーリー映画をご紹介します。主人公達もコツコツと努力をしています!
努力は裏切らない!壁を乗り越え夢を叶えるサクセスストーリー映画集
1.『Ray/レイ』
2004年に亡くなった盲目のミュージシャン、レイ・チャールズの半生を描いた映画。
“ソウルの神様”と呼ばれるまで成功したレイ・チャールズも出身はジョージアの貧しい家庭で、幼い頃に緑内障で視力を失うなどハンデを抱えながら、音楽の才能を開花させていきます。
レイ・チャールズは音楽的な成功の裏には、麻薬や女性関係、過去のトラウマなど様々な問題をかかえていましたが、少しずつ立ち直っていきます。
天才的な才能を持っていた人も影では努力を重ねたり、多くの問題や壁を乗り越えているものです。
今作でレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスは、アカデミー主演男優賞を受賞するほどの名演技を見せています。特に、ライブシーンはレイ・チャールズの魂が乗り移ってしまったのではないかと思えるほど、圧巻です!
伝記映画にありがちな、題材にした偉人を美化することなく、ありのままに描いているのも特徴です。
2.『リトルダンサー』
舞台は1984年、イギリス北部の炭鉱にある町でボクシングジムに通う1人の少年、ビリーがバレエダンサーを目指すというストーリー。
ある日、ストライキの影響でボクシングジムの片隅がバレエ教室が開かれることになり、「自分はボクシングに向いていない」と思っていたビリーは、音楽に合わせて優雅に踊るバレエに心を奪われていきます。
当時は、「バレエは女性がやるもの」というイメージがあり、ビリーの父親もバレエをすることを反対していました。 それでも、ビリーはバレエを踊り続け、才能を開花させていきます。
ビリーの踊りを見た父親も息子の踊りを見て、彼をロンドンのバレエ学校に入れます。感動的な親子物の映画ですが、ビリーのバレエに対する思いや努力なども見所です。
ラストの成長して大人になったビリーが大舞台でスポットライトを浴びるシーンは、観ているこっちまで達成感を感じてしまいます。 成長したビリーを演じているのは、有名な男性バレエダンサーのアダム・クーパーです。
3.『8Mile』
アメリカでも日本でも人気の白人ラッパーのエミネムが主演し、アカデミー歌曲賞を受賞した『8Mile』。エミネムの半自伝的ストーリーなのも大きな特徴です。
エミネムが演じるデトロイトの工場で働く“ラビット”ことジミーは、プロのラッパーになり、富裕層と貧困層をわけている「8マイル・ロード」の向こう側に行く事を夢見て、ヒップホップクラブで開催されるラップバトルで優勝することを目指しています。
ジミーは、才能はあるのに「ラップは黒人の音楽」という先入観や、周りからのプレッシャーで本来の実力を発揮できずにいます。
そんなジミーに更なる悲劇が起きます。モデルを夢見る恋人のアレックスを他の男に奪われてしまうのです。成功も手に入れられず、恋人も奪われと絶望の中、貧困から抜け出す為にラップバトルに再び出場します。
ラップバトルのシーンは、プロラッパーのエミネムのパフォーマンスを存分の楽しめることができます。ラップに興味が無かったり、苦手だという人でも青春ドラマとして観ることができます。
何よりもエミネムの半自伝映画なので「努力は必ず実を結ぶ」ということや、ラップバトル後の爽快感は格別です!
4.『ベスト・キッド』
主人公のダニエルは、いかにもイジメられっ子というようなひ弱な高校生。転校先の高校でダニエルは、アリという女の子に一目惚れしますが、アリの元カレの空手の高校生チャンピオンのジョニーにケンカをふっかけられ、たたきのめされてしまいます。
そんなある日、アパートの管理人で従軍経験を持ち、空手の達人でもある日系人ミヤギ老人から、空手の訓練を受けることになります。
ダニエルのコーチとなった、ミヤギの空手の特訓というのが、ペンキ塗りやワックス掛けというユニークなメニュー。
イジメられっ子が相手を倒すために頑張るというのは、ありがちなストーリーですが、うまくスポーツ青春物に仕上がっています。
ダニエルの努力やミヤギとの師弟関係、ラストのジョニーとの空手の試合などが見所です。最後には達成感を感じること間違いなしです!劇中のミヤギが「バランスが大事だ 空手だけでなく人生も」というセリフが印象的な映画です。
2010年には、舞台を北京に移してリメイクされています。リメイク版では、空手ではなくカンフーですが、カンフーを教えるハンを演じているのはジャッキー・チェン、ハンからカンフーを教わる少年ドレは、ウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスと、こちらもオススメです!
5.『ピンポン』
「アイ・キャン・フラーーーイ!」
卓球をこよなく愛し、勝つことへの絶対的な自信を持ちながら、天真爛漫で気分屋でおかっぱ頭のペコと、常に彼の背後に隠れ、「所詮、卓球は死ぬまでの暇潰し」と公言するクールで笑わないスマイル。幼なじみのこの二人が送るスポーツ青春映画。
同じ片瀬高校の卓球部員である二人は、夏のインターハイ地区予選大会で2人とも敗れてしまいます。
すっかりやる気をなくし挫折のどん底にいたペコですが、アクマの発言をきっかけに吹っ切れ、再び立ち上がります。そして復活の儀式として橋から飛び降りるのですが、そのシーンで叫ぶ冒頭のセリフが鳥肌モノです。
それから始まる卓球場の主人「オババ」との猛特訓も「まさにこれこそ青春だ!」と言わんばかりに胸が熱くなるシチュエーション。同じくスマイルもコーチの元、才能を開花し始め卓球に対しても徐々に進撃になっていき、生まれ変わった二人は再び2年目の夏の大会へ出場し、熱い火花を散らすのです。
ペコとスマイル。一見正反対の2人が「卓球」を通して表す友情や絆、青春をかけたスポ根魂、そしてどん底からの復活劇、他にも卓越したCG技術や爽快感抜群の音楽、魅力たっぷりの脇役達、といった心に響く多くの要素が詰まった作品です。
脚本は朝ドラ「あまちゃん」を手掛けた宮藤官九郎。そして主人公ペコを演じる窪塚洋介を筆頭に竹中直人、中村獅童、ドラマ「リッチマン・プアウーマン」に出演したARATAなど、個性派キャストも勢ぞろいです。
「反応、反射、音速、高速、もっと速く、もっと!」
まとめ
努力は裏切らない!壁を乗り越え夢を叶えるサクセスストーリー映画集
1.Ray/レイ2.リトルダンサー
3.『8Mile』
4.『ベスト・キッド』
5.『ピンポン』
「石の上にも三年」というように、日々の努力無しに結果を出したり、目標を達成したりすることはできません。今回紹介した5作の映画は、どれも鑑賞後は何かしらの達成感を感じることができる作品です。映画は作り物ですが、登場人物たちは努力を重ねたり、困難に打ち勝つことで成長していく姿を観て、日々の努力の大切さを再確認してみてはいかがでしょうか。
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