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立つ鳥跡を濁さずの意味!美しいエンディングを迎える法則8つ

おもしろ知識

立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず)・・・立ち去るものは、自分の居た場所を見苦しくないようにきれいに始末をしていくべきだという戒めの言葉。また、引き際は美しくあるべきだということ。

〜使用例〜
「癌にかかった父は、立つ鳥跡を濁さずに天国に飛び立った。仕事を引き継ぎ、家族に激励を伝え、全てを整理して飛び立ったのだ。」

跡を濁さずに羽ばたき立つ鳥は、美しいものです。

物事が終わる最後の瞬間に、人の本当の姿がわかるともいえるでしょう。

今回は引き際に関する「立つ鳥跡を濁さず」の意味と、美しいエンディングにするための8つの法則をお伝えしていきます。

 

立つ鳥跡を濁さずの意味!美しいエンディングを迎える法則8つ

立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず)の意味・由来

立つ鳥跡を濁さずの意味

立つ鳥跡を濁さずとは、立ち去るものは、自分の居た場所を見苦しくないようにきれいに始末をしていくべきだという戒めの意味があります。また、引き際は美しくあるべきだということも意味しています。

言葉の由来について

この言葉は水鳥が飛び立ったあとの水辺は、濁ることなく清く澄んだままであることから由来して出来た言葉です。
ここでの『立つ』とは、立ち上がるという意味ではなく『飛び上がって去る』という意味です。

 

立つ鳥跡を濁さずの類義語と対義語

立つ鳥跡を濁さずと同じ意味で使われている言葉、また反対の意味で使われている言葉を紹介します。

類義語

『飛ぶ鳥跡を濁さず』

これは本来の言葉である『立つ鳥』が『飛ぶ鳥』となっただけで意味はまったく同じです。

対義語

『後足で砂をかける』

去り際に損害や迷惑を与えたり、裏切ることを意味します。鳥は綺麗に飛び立つのに対し、犬や馬が駆け出す時は後足で砂を蹴散らすことから出来た言葉です。

 

立つ鳥跡を濁さずの使用例

ではここで立つ鳥跡を濁さずを使用した例文をいくつか紹介します。

①「癌にかかった父は、立つ鳥跡を濁さずに天国に飛び立った。仕事を引き継ぎ、家族に激励を伝え、全てを整理して飛び立ったのだ。」
②「立つ鳥跡を濁さず、引っ越す部屋はしっかり綺麗にして行こう。」

どちらの例文も引き際が綺麗であることを伝える文章ですね。

 

美しいエンディングにするための8つの法則

ではここから、立つ鳥跡を濁さずとなるように美しいエンディングにするにはどのようにしたら良いのか。その法則をお伝えしていきます。

逆に残酷!余計な優しさはいらない

別れる時には余計な優しさは残酷になる場合があるので気をつけましょう。

こんな優しさは禁物です。

×「さようなら。今日でお別れだけど、困った時はいつでも連絡してね。親友になりましょう。」

恋人に別れを切り出された時に、こんな事を言われたらどう思いますか?連絡していいのかな。親友ってことは、また食事に行ったりできるのかな。と、色んな期待を持たせ、未練を持たせてしまいます。

これではズルズルと気持ちを引きずることになり、決して綺麗な別れ方とはいえません。

別れを決意したのであればハッキリ言いましょう。

◯「今まで楽しかった。でももう会わない。さようなら。」

これで良いのです。相手は悲しみますが、期待して引きずることはないでしょう。

 

気を引き締めよう!最後まで全うする

最後の日の就業時間が終わるその時まで気を引き締めて仕事を全うするようにしましょう。

飛び立つその直前まで、水鳥は水辺を汚さないよう濁さないよう優美に泳いでいます。もう飛び立つからといって、その直前で足をバタバタとさせては何の意味もないのです。

例えば1か月後に会社を退職するとします。もうある程度自分の仕事も片付いてきたからと、気が緩んでしまうこともあるかもしれません。しかしそれでは、最後の最後に大きなミスが起きてしまうこともあります。

やめる直前でミスを残して退職していくなんて、美しいエンディングとはいえませんね。

 

人間性は常に出る!どこへ行っても最低限の整理整頓をする

ホテルの従業員が証言しました。

「チェックアウトした後の部屋は、その人の人間性が出る」

楽しい旅行も終わり、そろそろホテルをチェックアウトしよう。

というところで一度部屋を見渡してみてください。部屋の状況はどのようになっていますか?

水回りは使いっぱなし、着ていたものは床に脱ぎっぱなし、食べたものや飲んだものもそのまま・・・このような状態でチェックアウトしては、立つ鳥跡を濁す事になってしまいます。

もちろんホテルには掃除をしてくれる人がいます。お金を出して泊まっています。旅行中で羽目を外してしまうのもわかります。

しかし最低限の整理整頓はいつでもどんな時でもするように心掛けましょう。あなたがチェックアウトしたその部屋で人間性を見られていることを忘れずに。

 

あきらめない!納得いくまで話す

納得いくまで話して、『お互いのために良い道へ進もう』と晴れ晴れした気持ちになることが出来れば美しいエンディングとなります。

エンディングを美しくするには、双方が納得いくまで話し合い、円満にする必要があります。どちらかが納得できない事を抱えていると、心が濁ったままのエンディングになります。その気持ちは引きずることになり、美しいエンディングとは呼べないものになるでしょう。

例えばあなたが離婚することを考えてみましょう。

「離婚しましょう」「そうしましょう」なんて最初から双方合意の上での円満離婚なんてことはほとんどないでしょう。どちらかが離婚に応じないこともあります。また離婚するにあたっての制約事項も生じてくるかと思います。

立つ鳥跡を濁さず、円満離婚するためにはどうしたら良いか。それは納得いくまで話すことです。離婚する理由や、離婚の制約事項に納得できない事があっては、円満離婚とは言えません。

 

先延ばししない!後悔しない日々を送る

毎日後悔しない日々を送ることこそが、いざという時の飛び立ちでも跡を濁さないのです。

立つ鳥が、いつ飛び立つのかが決まっている場合もあれば、予期せぬ飛び立ちの場合もあるかもしれません。もし急に飛び立つことになった時。または身近な人が飛び立ってしまう事になった時に、あなたは未練なく笑顔で別れることができるでしょうか。

『あれをしておけば良かった』
『もっとこうしてあげれば良かった』

なんて後悔が出てくるのではないでしょうか。

そんな後悔で溢れていては美しいエンディングを迎えることは出来ません。

もしもあなたの大切な人が明日死んでしまったら・・・そんな悲しいことは考えたくありませんが。もしそうなってしまった時も、自分が後悔しないようにやるべき事、伝えるべき事はその日のうちにしておきましょう。先延ばしにしてはいけません。

 

周りを困らせない!飛び立った後のことまで考える

飛び立った先のことまで考えて行動することこそが、立つ鳥跡を濁さないプロフェッショナルです。

あなたが何かのエンディングを迎えたからといって、他の人もエンディングを迎えているわけではありません。日常はいつものように動いているのです。

例えば、あなたが仕事を退職した後。

×「○○さんのやっていた仕事、どうやるんだ?」
×「○○さんが進めていたことはどうなったんだ?」

このように職場がザワザワしてしまうのは、周囲に迷惑を掛けて退職してしまった証拠です。

退職すると決まったら、あなたがいなくなった後のことまで考えて行動しなくてはいけません。あなたが自分の仕事を完璧に終わらせる事は当たり前です。

その上で自分の担当していた仕事を、後継者にきちんと引継ぎましょう。あなたがいなくなっても何も困らない状態にしてから退職をするようにしましょう。

 

愚痴らない!最後だからとかき乱すことはやめる

最後だからとかき乱すようなことはやめましょう。

もうすぐ転校してしまう子がいたとします。その子は自分が転校するのをいい事に周囲に愚痴や悪口をこぼしていました。

「○○ちゃんはぶ嫌いだった」「○○君はナルシストでうざいし話してて疲れる」

このような事を言っていなくなってしまったら、その後どうなるでしょうか。

学校中がギクシャクします。なんだか雰囲気の悪い場所になってしまうのです。まさに立つ鳥が跡を引っ掻き乱してしまった結果です。

美しいエンディングにするためには、かき乱さずに、最後まで静かにいることです。

 

今までいた場所に感謝する

水鳥は飛び立つ時に、今までいた場所に感謝して飛び立ったはずです。

日々色んな事に感謝の気持ちを忘れずに過ごしている人は、自然と立つ鳥跡を濁さずとなっています。

例えば長年住んだ家を引っ越すとしましょう。

家に対して『今までありがとう』という感謝の気持ちがあれば、引っ越す前は丁寧に掃除をしますね。汚してしまった床や壁も綺麗にしてからその家を出るはずです。

しかし感謝の気持ちがなく、新しい家にだけ思いを馳せている場合。きっともう住むことのない家を綺麗に掃除することはないでしょう。自分の荷物だけ運びだして汚いまま去っていくのです。

水鳥は飛び立つ時に、今までいた場所に感謝していたからこそ、汚すようなことはしなかったのです。

日々感謝の気持ちを忘れずに過ごすようにしましょう。

 

まとめ

「立つ鳥跡を濁さず」の意味!美しいエンディングを迎える法則8つ

 

立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず)の意味・由来
立つ鳥跡を濁さずの類義語と対義語
立つ鳥跡を濁さずの使用例

美しいエンディングにするための8つの法則

・逆に残酷!余計な優しさはいらない
・気を引き締めよう!最後まで全うする
・人間性は常に出る!どこへ行っても最低限の整理整頓をする
・あきらめない!納得いくまで話す
・先延ばししない!後悔しない日々を送る
・周りを困らせない!飛び立った後のことまで考える
・愚痴らない!最後だからとかき乱すことはやめる
・今までいた場所に感謝する

「立つ鳥跡を濁さず」の意味と、美しいエンディングにするための8つの法則を紹介しました。

始まりと同じくらい、もしくはそれ以上にエンディングは大切です。

そしてエンディングとはあなた自身を表すものとなるでしょう。美しいエンディングにするためには最後だけ頑張ってもいけません。

飛び立つ前から様々なことに気をつけて過ごし、美しいエンディングを迎えるようにしていきましょう。

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