後悔先に立たず
①してしまったことは、後になって悔やんでも取り返しがつかないということ
②後悔しないように十分に自分を尽すようにという戒め
〜使用例〜
「世界征服した今、学生時代に制服デートをしたことがないことを悔やんでいる。後悔先に立たずだ。」
長い人生、振り返れば後悔した出来事もいくつかあるのが当たり前です。
では、人生を後悔しないためにはどのように生きていけば良いのでしょうか。
今回は「後悔先に立たず」の言葉に秘められた意味と、人生を後悔しないための法則を9つ紹介します。
「後悔先に立たず」の意味!一度きりの人生を後悔しない9法則
後悔先に立たずの意味
後悔先に立たずとは、してしまったことは、後になって悔やんでも取り返しがつかないということです。
ことが終わった後で悔やんでも仕方がないという意味で、後悔しないように十分に自分を尽すようにという戒めでもあります。
注意すべき似た言葉
・『後悔後に立たず』?『後悔先に立たず』?
後?先?どちらが正しいっけ・・・と一瞬迷ってしまいがちですが、よく意味を考えればわかりやすいですね。
悔やむ気持ちは後に立つため、後悔。
先に悔やむことが出来ないからこそ後悔なのです。
ですので『後悔[先]に立たず』が正解です。気をつけましょう。
・『後悔後を絶たず』
この言葉は後悔が何度も続いて無くならないことです。
人生には後悔がつきものなので仕方ないと思うことです。『たたず』の漢字は絶えないという文字になりますので、混雑しないように気をつけましょう。
類義語について
後悔先に立たずと同じ意味で使われる言葉には、他にどのようなものがあるのでしょう。
・『覆水盆に返らず』
元は一度別れた夫婦は元のさやに収まりにくいという意味でしたが、現在では一度やってしまったこと は取り返しがつかないという意味で使用されています。
・『転ばぬ先の杖』
転んでから杖を用意するのでは遅いということから、失敗しないように十分な用意をしておくことが必要という意味です。
人生を後悔しない9つの法則
では、人生を後悔しないためにはどのように生きていけば良いのでしょうか。
後悔は先に立たないからこそ、先に後悔しないような生き方を自分で見つけていくことが大切です。
1.計画表を作成する
後悔しない人生にするためには、自分がどんな人生を歩んでいきたいのかを具体的にする必要があります。闇雲に人生を歩いていても、何もしないまま毎日が過ぎていってしまうからです。
まずは人生の年表を作ってみましょう。どんな職種に就職して、何年たったら昇進したいのか。何歳で結婚して、どれくらいで子供がほしいのか。人生の計画をたてることで、今何をするべきか見えてきます。
その後は年間計画、月間計画をたてます。より具体的に今年する事、今月する事を明確にするのです。
例えば転職を考えている場合。まずは転職する時期を設定します。そこから逆算して、いつまでに退職をするのか。いつまでに転職活動をするのか。いつまでに資格をとるのか。それを明確にすることで今月から資格の勉強を始めようと予定が立つのです。
このような計画性がないと、結局転職したくても出来ないまま何年も同じ会社で愚痴りながら過ごして後悔することになってしまうのです。
2.他人の行動をよく観察する
自分が後悔しないためには周囲の色んな人を観察すると良いでしょう。
中には成功した人、失敗した人、幸せそうな人、後悔している人と様々な人がいると思います。それを目標や反面教師にするのです。
自分はこんな人生にしたいから、この人のように努力しよう。自分はこんな人生にはなりたくないから、この人のような行いはしないように気をつけよう。
このように人の人生を盗み見て教訓にすることで、自分の後悔しない人生に活かすことができます。
3.常に向上心を持つ
人生の中で今日よりも明日、明日よりも明後日と、常により良い自分になろうと努力することが大切です。そのような向上心を持たなくなってしまうと、その時点で自分の人生は止まってしまいます。10年後に後悔しても遅いのです。
何歳になろうと、どんな状況になろうと、常に向上心を持つことで後悔しない人生を送れるはずです。目標を持って、もっと輝ける自分になれるように日々精進しましょう。
4.思いついたら即行動
思いついたことを、ついつい後回しにしてしまい、結局何も出来ないまま終わってしまうことはよくあると思います。しかしそれでは勿体ないですね。後でやろうと思っても出来なくて、後悔することになるのです。
せっかく思いついたことなのですから、思いついたら即行動にうつすようにしましょう。
・テレビや雑誌で見た美味しいレストランに行きたい。
・イメージチェンジで髪の毛を短くしたい。
・CMでやっていた映画が面白そうで観たい。
・いい案が浮かんだので上司に提案したい。
このように思ったら、それがいつ実行できるのか考えましょう。思っただけでは何も始まりません。どんどん実行にうつして後悔しない毎日を送りましょう。後悔しない毎日を過ごすことが、後悔しない人生に繋がるのです。
5.迷った時はまず進んでみる
人生には色んな選択をしなければいけない時があります。
その時に進むべきではないとすぐに判断すれば、断りましょう。しかし進むべきか進まないべきか、迷った時には『進む』ことを選択しましょう。
例えば仕事で大きな仕事を任された時。やってみたい仕事だけれど、自分には荷が重いし自信がない。引き受けるかどうか迷っている。・・・なんて時。ここは迷っているなら引き受けてみるべきです。
もしかすると失敗するかもしれません。大変な思いをするかもしれません。しかし学ぶことも多く、プラスになることも多いはずです。
失敗したことよりも、引き受けなかったことに後悔するはずです。失敗で学ぶことがあっても、引き受けなくて学ぶことは何一つありません。迷ったらまず進みましょう。
6.限界がくる前に休む
人生前を向いて頑張ることは大切なことですが、頑張りすぎることが必ずしも良いことではありません。自分の中で我慢できなくて仕方ないこと、涙が止まらなくなること。そんな限界を感じた時は、一度力を抜いてひと休みしましょう。
ひと休みすれば、また見えてくる景色も変わります。考え方も変わります。落ち着いて冷静になってから、また少しずつ歩きだせば良いのです。
無理して限界を超えてしまってから後悔するのでは遅いのです。人生長いのですから休息も必要。それが人生を後悔しないためにはとても大切な法則なのです。
7.死ぬまでにしたい10のことを作成する
死ぬまでにしたい10のことを紙に書いてみましょう。実際に紙とペンを手にして書こうと思うと、これがなかなか難しいのです。たくさんあるはずで、なかなか思いつかないのです。
だからこそ自分の人生をよく考えるきっかけになります。
生きているうちに絶対にしておきたいことは10こはあるはずです。
・海外旅行に行く。
・バンジージャンプをしたい。
・息子とお酒を飲みかわす。
・高級ホテルの最上階に宿泊する。
このようなしたいことを書くのです。現実的でないものではなく、頑張れば実現できるようなことにしましょう。書いたらファイルに入れて、死ぬまでに成し遂げるように計画していきましょう。
8.時間は作るもの
『忙しくて時間がない』というのが口癖の人はいませんか。
忙しい事を理由に会いたい人に会えていなかったり、したい事ができていなかったり、食べたい物を食べられなかったり・・・そんな人生は勿体ないです。時間が出来た時には何もできなくなり、後悔することになります。
忙しくても時間は作るものなのです。上手い時間の使い方をして、会いたい人やしたい事や食べたい物、全て実現させていきましょう。
忙しくても心は満たされます。忙しくても後悔のない人生を送ることができるでしょう。
9.小さな後悔から大きなことを学ぶ
日々の生活の中で小さな後悔をすることは多くあると思います。そんな日々の小さな後悔を教訓として過ごしましょう。後悔を教訓と出来ないのは勿体ないことです。
小さな後悔でも、次はこうしようとつなげることが出来ればその後悔にも意味があります。
どんな小さなことでも学ぶことは多いはず。そんな小さなことから、人生の大きな後悔をしないように学びながら過ごしましょう。
まとめ
「後悔先に立たず」の意味!一度きりの人生を後悔しない9法則
後悔先に立たずの意味
注意すべき似た言葉
類義語について
人生を後悔しない9つの法則
1.計画表を作成する
2.他人の行動をよく観察する
3.常に向上心を持つ
4.思いついたら即行動
5.迷った時はまず進んでみる
6.限界がくる前に休む
7.死ぬまでにしたい10のことを作成する
8.時間は作るもの
9.小さな後悔から大きなことを学ぶ
「後悔先に立たず」の意味と、人生を後悔しない9つの法則を紹介しました。後悔をまったくしない人はいないと思います。
しかし人生が終わりを迎える時に、『自分の人生に後悔はない』と思えれば、日々の小さな後悔も意味のあるものなのです。
人生そのものを後悔しないように、毎日有意義に過ごしていきましょう。
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