英語で会話ができるようになる為には、スピーキングとリスニング、どちらが必要だと思いますか? もちろん両方できるようになるに越したことはありません。
しかし、まずは聞くことができないと会話というのは成立しませんよね。海外旅行先で、聞きたいことは旅用英語の本を見ながら質問できても、肝心の答えが聞き取れず・・・なんて苦い思いを経験したことはありませんか?
また、英語が聞き取れるようになると、映画やニュースも意訳されたものではなく、自分で聞き理解できるようになり、一層楽しめます。
では、どのように英語のリスニングを練習すれば良いのでしょうか。
今回は英語のリスニング力上達の5つのコツをお伝えします。
英語がスラスラ聞き取れる!楽しくリスニング力が上達する5個のコツ
その1:まずは楽しく英語を脳に紹介し、拒絶反応を取り除く
「英語を聞いていると、呪文のように聞こえて眠くなる」
「英語を聞いた途端、思考回路が停止する」
英語に対する苦手意識が強い場合は、このような脳の拒絶反応を取り除くところから始めましょう。
とはいえ、いきなりハードコアに英語でニュースを聞き始める等してみても、何を言ってるか分からずに、苦手意識が更に大きくなってしまうかもしれません。
拒絶反応を除くには、楽しみながら英語を脳に紹介することが大事です。
音楽が好きなら、普段聞く音楽を洋楽に変えてみるとか、映画が好きなら、吹き替え版でなく字幕で音声はオリジナルの英語で見るとか、無理のない方法で「英語は楽しいものですよ~」と脳に教えてあげましょう。
文化方面から英語に触れることで、英語圏の文化に興味も出て、英語習得へのモチベーションを上げることにも繋がります。
その2:情報収集は英語で行なう!
英語に対する拒絶反応を取り除くことができたら、バックグラウンドとしての英語を卒業し、英語を「聞く」ことに慣れましょう。
日本に住んでいれば、日常生活で耳に入ってくるのは自然と日本語になりますよね。しかし、テクノロジーの発達した今日では、情報の入手において自分で情報源を選ぶことができます。
日常の生活情報は英語で入手し、英語に触れる時間を増やしましょう。
例えば、家にいるときテレビは2カ国語放送を利用して英語で見る、通勤中はスマホで英語のラジオを聞く、新聞・雑誌は英語で読む・・・等、方法は様々あります。
これらで入手する情報は、時事的なものが多く、また生活情報として必要なものも多いので、自然と集中して聞くようになると思います。
その3:スマホを利用し、簡単に英語にアクセスできる環境を作る
その2で述べたように、日常生活で英語に触れる機会を増やすことは、リスニング力上達において非常に重要です。ちょっとした空き時間にも、簡単に英語を聞ける環境を作っておくとその機会はますます増えやすいです。
一番のおススメはスマホの活用です。
ワンタッチで英語にアクセスできるよう下記のような英語アプリをダウンロードしておきましょう:
NHK World TVもしくはNHK World Radio:TV版はニュースを英語で配信。映像があるので、分かりやすいかもしれません。Radio版は日本語と17の外国語で放送しているそうなので、英語と日本語を聞き比べ、どのくらい理解できたか確かめることもできますね。
TED:学術からエンターテイメント、政治まで様々な分野の第一線で活躍するスペシャリストがプレゼンテーションを行なうイベントTEDのアプリ。日本語を含めた13カ国語の字幕をオプションでつけることができます。
Umano: ニューヨークタイムズやBBC等、海外の一流出版社から著名ブログまで、幅広い情報ソースから厳選されたニュースや記事を、プロのナレーターが朗読、収録したものを発信しています。自分の興味のある分野を選び、紹介されるニュースの分野をカスタマイズすることもできます。
その4:シャドーイングで鍛える
シャドーイングとは、聞こえてきた英文を、そのまま後に続いて口に出して繰り返す、という勉強法で、通訳のトレーニングにも使われます。
上記例のように、少しの時間差で、英文音声を追いかけるように聞こえた英文をそのまま口に出して繰り返します。
同時通訳で、スピーカーから1秒くらいの間をおいて、追いかけるように通訳者が訳を話しているところを見たことはありませんか?この練習では訳ではなく、聞こえた英文をそのまま繰り返すのみですが、感覚としては正にあんな感じです。
単に聞くだけとは違い、よほど集中しないとできないので、リスニング力上達にとても有効です。発音の上達にも繋がります。最初は短い文から始め、徐々に長い文にチャレンジしてみましょう。
シャドーイングする英語源は、聞き取りやすくきれいな発音のものを選ぶことも大事なポイントです。
発音がきれいで標準英語が使用されているニュースや、オーディオブックを使用するといいでしょう。始めのうちは、使用されている英語や内容が簡単かつ一文の短い絵本のオーディオブックが特におススメです。
Openculture.comでは、オーディオブックがMP3形式やiTuneで、無料ダウンロードできます。オズの魔法使い(The Wizard of Oz by Frank L. Baum)や不思議の国のアリス(Alice in Wonderland by Lewis Carroll)等、親しみがあり大体のあらすじを知っているものを選ぶと長続きしやすいかもしれませんね。
その5:ボキャブラリーを増やす
その4のシャドーイングを試してみると、知っている単語ははっきり繰り返せるのに、知らない単語は聞き取れず発音が曖昧になってしまうことに気づくと思います。
知っている単語は聞き取りやすく、知らない単語は認識・記憶しにくく、スルーしてしまいやすい為です。
つまり、知っている単語が多ければ多い程、英語は聞き取りやすくなります。シャドーイングをする時、ニュースを聞いている時、分からない単語が出てきたらすかさずメモをし、意味を調べ、復習するようにしましょう。
次回その単語が出てきたときには、聞き取れるようになっているはずです。
まとめ
英語がスラスラ聞き取れる!楽しくリスニング力が上達する5個のコツ
その1:まずは楽しく英語を脳に紹介し、拒絶反応を取り除く
その2:情報収集は英語で行なう!
その3:スマホを利用し、簡単に英語にアクセスできる環境を作る
その4:シャドーイングで鍛える
その5:ボキャブラリーを増やす
リスニング力上達の一番の鍵は、英語を聞く機会を増やすことです。しかし、日本で生活している場合は特に、 日常生活で英語に触れる機会は少ないでしょうし、英語のリスニング力の上達はハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、国際化とテクノロジーの発達によって、様々な媒体が英語で手に入るようになった昨今では、ちょっとの工夫と努力で、日本にいながら英語漬けの生活も実現不可能ではありません。
また、継続は力なり、は、英語リスニング力上達においても事実です。 無理のなく楽しみながらできる方法で続けることを心がけ、頑張って下さい!
コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。