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非定型うつ病の症状チェックと対処法、急増する非定型うつを理解しよう

心理学

近年ようやく「うつ病」や「うつ症」について、理解が広まりつつあります。うつ病については、医学的な研究も進み、社会的な認知も高くなってきており、また治療についても、その症状に応じた医薬品が日進月歩で研究開発され、早い段階で専門医を受診することによって、その症状からくる苦しみなどから軽減されることが多くなってきています。
うつ病は『気分障害』のひとつで、大きく二つに分けられます。

うつ状態だけが続く『うつ病性障害』と躁状態とうつ状態を繰り返す『双極性障害』です。こうしたうつ病は、医学的にも確立され、社会的認知も高まったとは言え、まだ心の病気には、認知されてなかったり、認知されにくい、うつの分類で大別できないものも近年増加傾向にあるようです。

これは、社会環境の大きな変化や成長期の家庭環境、遺伝など様々な要因の諸説があります。その中でも、非定型うつ病、パニック障害、社会不安障害など一見しただけでは、うつ病ではないように見えるものもあります。

今回はその中の非定型うつ病の症状チェックと対処法をご紹介いたします。

 

非定型うつ病の症状チェックと対処法、急増する非定型うつを理解しよう

(1)非定型うつ病チェック

あなたは、こんな気分になっていませんか。あなたは、次にあげるようなことがあてはまりませんか。

①どんよりと沈み込んだ状態が続くものの良いことや楽しいことがあると、それまでの絶不調の気分がウソのように晴れ渡り、元気になれるが、これが長続きせず、また憂うつな気分に戻っていく。しかし、過食や拒食や極端な引きこもりなどのようなうつ病の症状ではない。

②午前中は穏やかに過ごせるものの、夕方近くから夜にかけて、大きな不安感に陥ったり、イライラが高まり、体調も気分も不安定になる。

③10代後半~30才台女性であり、どちらかと言えば、真面目な性格だ。

④身体的疲労感がとても強く、落ち込んだ気分に2週間以上なっている。しかし①同様、一時的に楽しいことで忘れられる。

⑤他人の顔色が非常に気になったり、他人からの言葉に強く反応してしまう。

以上、非定型うつ病にみられる傾向をあげてみましたが、うつ病なのか、単に疲れが溜まって怠け傾向に体がなっているのか、自己判断は難しいと思います。

3つ以上あてはまるのならうつ病と同様に、頑張り過ぎないようにして、早めに心療内科や精神科・神経科の専門医に診てもらいましょう。

 

(2)4つの対処法

1:朝日を浴びる

一番にお勧めしたいことは、朝日を5分間浴びましょう。できればゆったりとした気持ちになれるようお庭やベランダにイスを置いて、朝の出勤、登校前にコーヒーやお気に入りの飲み物を飲みながら、太陽に感謝する気持ちでぼーっとしてみましょう。南東側にそうした場所が無い方も多くいらっしゃるかもしれません。

そうした環境のない方は、通勤通学途中の公園や駅の端で、立ったままでもいいですから、5分間、飲み物片手に日光浴をして下さい。

雨の日はできませんが、雨雲の向こうには太陽がありますから、雨に濡れないよう、朝の光を体に当てて下さい。私たちの体の中には、生体時計がありますから、朝の光でこの時計をリセットさせてあげましょう。

 

2:ウォーキングをする

朝の光の中でのウォーキングは、さらにこころを穏やかにさせてセロトニンなどの脳内物質の分泌が促進され、体にもよいことです。朝にウォーキングの時間がとれない人は、休日と平日とで週に2~3回は、ウォーキングしましょう。ジムへ行ける方は、それもOKです。

通勤時にいっぱい歩いているという方もいらっしゃるでしょう。毎日毎日、同じ経路を通勤するのは止めて、何パターンかの通勤路でマンネリ化しないことを心がけて下さい。

これは、日々の生活にも言えますので、日々違ったことをすることは、難しくても、週に1~2度は、習い事に行くとか、友人との食事をするとか、適度な変化もつけていきましょう。

ただ、それが、プレッシャーになるようなら、やめても気にしないで下さい。体に適度な変化を与えることが目的ですから。

 

3:文章を書く

もう一つのこころの安定化の方法として、気分が落ち込んでいる時に、なんでもいいですから、文章を書いてみましょう。これも書かなければいけないって気持ちになってはいけません。

日記風でもよし、昨夜見たテレビの感想でもいいし、何でもいいのです。また紙に書くのが面倒なら、フェイスブックのお友達などにメッセージを書いてみるのもいいかもしれません。

ただ、SNSは、表で誰でも見れるところに思いを書き込むのは、感心できません。特定の相手しかみれないような設定上で思いを書き込んで下さい。

タイムラインには、思想、信条、心情は載せないよう気を付けて下さい。それがもとで炎上してしまっては、かえって自分を苦しめ追い詰めかねませんから。

 

4:規則正しい生活を

次に規則正しい生活で体のリズムを整えましょう。朝の光を浴びた体は、体内時計がリセットされていますから、体に負荷をかけ過ぎると落ち込み方がひどくなっていってしまいます。

付き合いの飲み会や食事会などは、程々の時間で切り上げて、夜10時には、自宅でリラックスできるよう心がけましょう。リラックスしながら、体のストレッチなどをして、睡眠の質を高めるようにしましょう。

 

まとめ

非定型うつ病の症状チェックと対処法、急増する非定型うつを理解しよう

 

1:朝日をあびる

2:ウォーキングをする

3:文章を書く

4:規則正しい生活を

 

うつ病と非定型うつとの違いは、徐々に気持ちの変化で改善できる点ですが、自己療法は、なかなか難しいものがあります。やっぱり、ダメだと思ったら、早く専門医に診てもらいましょう。

非定型うつ病を甘くみていると境界性人格障害など症状が極めて悪化することもありますので、ここで紹介したことを心がけても改善がみこめない時は、専門医に診てもらうことをためらわないで下さいね。

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