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砂糖を取りすぎるとイライラ?砂糖の依存性

みなさんの周りに、すぐにイライラしたり、怒ったりする人はいませんか?

もしかすると、その人は甘いものが大好きではありませんか?

実は、白砂糖の摂りすぎは、脳に悪い影響をおよぼす可能性があるようです。

1.砂糖の摂りすぎはイライラの原因に

世論時報社のサイトに、北里大学東洋医学総合研究所の早崎知幸先生のインタビューが掲載されていますので、ご紹介します。

「砂糖と人体の関係を見ると、糖分が体内に入ったら、消化器から吸収されて血糖値が上がります。人間の体は恒常性といって体の中を一定のバランスに保とうとする働きがあり、上がった血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌されます。

(中略)

多量の糖分が繰り返し体内に入ると、血糖値は乱高下を繰り返し、バランスを保つために過剰なインスリンの分泌をするようになります。その結果、糖分を摂りすぎているにも関わらず低血糖状態が起こることになるようです。

(中略)

低血糖状態は飢餓に直面していることを意味し、これが続くことは生物学的には危機的な状態ともいえます。

(中略)

このような状態になると、体の中でアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは別名「攻撃ホルモン」とも言われ、分泌されると、イライラしたり怒りっぽくなったりします。ノルアドレナリンの分泌は、不安感や恐怖感が増すなど、いずれも発作的・衝動的感情が増し、普段の生活では歓迎できるものではありません」
(引用元:世論時報社「特集:『インタビュー』犯罪や暴力との関連も指摘される白砂糖」

2.砂糖には依存性がある

このように、砂糖の摂りすぎによって、イライラしたり、怒りっぽくなったりするのですが、さらにやっかいなのは、「甘いものには依存性がある」ということです。

ウィキペディアには、「砂糖依存症」について、次のように書かれています。

「Leah Arinielloは砂糖依存症のラット実験について以下のように述べている。

近年のラット実験は、砂糖とドラッグの共通点を示している。薬物依存は一般に、薬物摂取の増大、摂取停止からの離脱症状、薬物への渇望と摂取回帰という三つの段階を経由する。砂糖を投与したラットも同様の行動をとった。実験では、餌を与えずに12時間経過してから砂糖水を与えた。周期的な過剰摂取(乱用)によって摂取は増大し、倍加した。餌の停止またはオピオイド遮断によってラットは歯ぎしりや震えなど、薬物中毒者と同様の禁断症状を発症し、再発の兆候も示した。ラットへの砂糖水投与をやめると、砂糖水の出るレバーを何度も押すようになった」
(引用:ウィキペディア「砂糖依存症」

また、次のようにも書かれています。

「プリンストン大学の砂糖依存症研究では、一般に市場で人が入手している炭酸飲料水と同程度の25%の割合の砂糖水をラットに投与したところ、一ヶ月でラットは甘い飲食品への依存症状を見せるようになり、通常の餌よりも砂糖水の摂取を選ぶようになった」
(引用:ウィキペディア「砂糖依存症」

関連記事:
Princeton University 「Sugar can be addictive, Princeton scientist says」

甘いものが依存症をもたらすというのは、やはり気になりますね。

私の周りにも、ほぼ毎日、或るお店で売られているミルクティーを飲む人がいるのですが、自分自身ではコントロール出来なくなってしまっている可能性があります。

ちなみに、そのミルクティー屋さんの前には、いつもお客さんが長蛇の列を成しています。この光景を見ると、甘いものがどれだけ人を惹きつけるのかを、リアルに感じてしまいます。

世の中でヒットしているものには、依存性があるものが少なからずあると、私は考えています。

たとえば、タバコやアルコールなど。

ヒットしているスイーツや甘い食べ物にも、同じ特性があるのかも知れませんね。

コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。

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