気遣い(きづかい)ができる人・気遣いができない人の違いは何なのでしょうか?実は、その違いの秘密は習慣の中にあります。
「あの人は本当に気遣いができるよね」と周囲から言われる人。それは自分とどこが違うのだろうと、誰もが一度は考えたことはありますよね。
今回はその違いについてお伝えします。気遣いができる人になるために、是非参考にしてみてください。
気遣いができる人・気遣いができない人-8つの習慣の違い
気遣いできる・できないは「心の読み方」から始まる
気遣いは、相手の心の中を、表情から読むことから始まります。
気遣いができる人は、表情から心と体の調子を読み取る
気遣いができる人は、表情から相手の調子を悟ります。
人は、言葉とは裏腹に、心と体の調子が「表情」に出てしまいます。気遣いできる人は、険しくて疲れている表情を読み取ります。
例えば、会社の同僚が、仕事で残業をしていて
「大丈夫。疲れてないよ」
なんて言っているとき
気遣いのできる人なら
・その1
帰らせるきっかけを作ってあげるために声をかけます。
「もうだいぶ仕事も片付いたから今日は帰ったら?あとは私に任せてよ」
・その2
もしくは、栄養ドリンクをそっと机において
「あと少しだから頑張ろう」
と励ましてあげるでしょう。
本当は辛くて帰りたいけど、言いにくいのかな?と相手の心と体を気遣います。言葉ではなく表情を見て会話をできる人は、人の気持ちを読んで会話をしているのです。そのため気遣いができる人になれるのです。
気遣いができない人は、真意が分からない
気遣いできない人は、その逆で、人の真意が分かりません。または、真意に気付こうともしません。
同じように、会社の同僚が、仕事で残業をしていて
「大丈夫。疲れてないよ」
なんて言っているとき
気遣いできない人は
「ほんと?良かった。じゃあこの仕事もお願いね」
平気でこんなことを言ってしまうのです。
人の言っていることだけを受け止めて、その先の真意までは気付けないのです。相手の表情なんて気にしません。
そのため周囲からは人の事を考えてくれない、気遣いのできない人だと思われてしまうのです。
気遣いできる・できないは「行動力」で決まる
『なんだか大変そうだな。大丈夫かな?』と電車の中で見知らぬ人の心配をした経験は誰でもあるのではないでしょうか。
その時の行動できるかどうかこそが、気遣いできる人・そうでない人の違いなのです。
気遣いができる人は、即行動
大丈夫かな?と感じたら、それを行動に移します。
お年寄りの人に席を譲ったり、ベビーカーが重そうなママのお手伝いをしたり・・・それを自然と笑顔で行うのです。
心で思うのは簡単です。それを行動に移すことのできる人こそが本当に気遣いのできる人といえるでしょう。
気遣いができない人は、見て見ぬ振り
大丈夫かな?まぁ、大丈夫だよね。
と自己完結して終わってしまうのが気遣いのできない人です。行動にしなければ何も伝わりません。気付くだけではいけないのです。
『なんだか大変そうだな。大丈夫かな?』と電車の中で見知らぬ人の心配をした経験は誰でもあるのではないでしょうか。
しかし、実際に行動できるかどうかは別問題です。
一歩踏み出す勇気・一歩踏み出した経験さえあれば、行動に移すことは容易になってきます。まずは1度、気遣いを行動に移してみましょう。
気付いても行動できる力がなくては、気遣いができない人のままです。
気遣いできる・できないは「恋愛」に差が出る
気遣いの違いは、その人の恋愛に表れます。
気遣いができる人の恋愛術
(男性の場合)
・歩調を合わせる。
・ちょっとした手土産がある
・重い荷物を持つ
・「無理しないでいいよ」と言う
・「大丈夫?」と何度も聞く
・グラスの空きに素早く気づく
(女性の場合)
・知っていても知らない振りをしてアドバイスを求める。
・男の努力をよく見る。
・優しくしてもらったら「ありがとう」としっかり言う。
・プレゼントにはお返しを準備。
気遣いが出来ない人が恋愛でやってしまうこと
(男女共通)
・相手の目を見て話さない
・価値観・向上心を無理に押し付ける。
・「それ興味ない」と露骨に伝える。
気遣いできる人・できない人の「空気作り」
気遣いできる人は、空気を自分の支配下に置いています。
気遣いができる人は、空気に色をつける
空気は無色透明です。しかしその空気に色をつけることができるのが気遣いのできる人なのです。
例えば、
・少しどんよりしている時に気の利いたユーモアを言う → パッとその場が明るくなってわくわくする雰囲気に変わる。
・会社で退職する社員がいる → 会社の終わりに同僚を集めて静かにお別れのプレゼントとお礼の言葉をかける。
気遣いができない人は、空気を重くする
気遣いができない人は、空気を重くします。
・仕事で失敗した同僚を複数人で慰めての飲み会をしている時 →「お前のせいだ」ととにかく追い打ちをかけるようなことを言う。
・友達が好きな異性○○にアピールしようと一生懸命準備している時 → 「○○ってお前のこと興味ないんじゃない?ムダだよ。」 とピリッと空気を凍らせてしまう。
気遣いとは、「1歩先を読む力」
一歩先を読むことは、気遣いの究極形態です。
「社長はまだ商談中だ。でも次の約束のお客様が到着してしまった」
こんな非常事態の時。どんな行動に出ますか?非常事態だからこそ、気遣いができるかどうかが大切になります。こんな時の違いを見てみましょう。
気遣いのできる人の一歩先
気遣いのできる人は1歩先を読んで行動します。
『社長が商談から戻るのにあと15分はかかる。しかしお客様をただ15分も待たせるわけにはいかない。まずは珈琲を出そう。そして社長にお客様がきたことを報告しよう。そして先に資料をお客様に渡して読んで待ってもらおう。そしたらその後の契約もスムーズにいくはずだ。社長がすぐにお客様のところに行けるように社長が持っていく資料も揃えておこう』
ここまで考えて行動するのが気遣いのできる人です。
これで社長もお客様もスムーズに仕事を進めることが出来ますね。先の行動を考えて準備することができるのです。
気遣いのできない人はぼーっと待つ
『社長はまだ商談中だから仕方ない。部屋で待っていてもらおう』
気遣いのできない人はここで終わりです。
結果、お客様は長い間待たされます。社長は会議が終わって急いで準備をしてお客様の元へ向かうでしょう。そして急いで資料を読んでもらうことになるのです。気遣いのできない部下という結果になるのです。
気遣いとは、常識・マナー・知識
気遣いできる人になるためには、常識・マナー・様々な知識の蓄積が必要です。
今日は親友の結婚式。さて何を着て行こうかしら。新しいワンピースを買おうかな。
このような友人の結婚式では、その服装にさえも気遣いができる人と気遣いができない人の差があらわれるのです。
気遣いができる人は
お気に入りのワンピースがあるけれど、○○はピンクが好きだからもしかしたら結婚式でピンクのドレスを着るかもしれない。だから私は着るのはやめておこう。神前式をすると聞いたから、上品な服装でまとめて行こう。
このように、常識やマナーを考えることができるのは気遣いができる人です。友人の結婚式の場所や友人の好みまで考えて自分の着る服を選ぶのです。
気遣いができない人は・・・
新しく買った白いワンピースを着て行こう。少しミニスカートだけど、可愛いからこれにしよう。
※結婚式では、肌の露出の高い服装はNGとされますので、ミニスカートは避けた方が良いです。
※結婚式では白いウエディングドレスを花嫁が着るので、友人は白を着てはいけません。
結婚式では主役は新郎新婦です。自分の衣装を披露するパーティではないということを知らなくて、このようなことが生まれてしまったのです。
常識やマナー、知識を身に付けることが、気遣いには必要なのです。
気遣いを感じさせないのが、プロフェッショナルだ。
最高のプロフェッショナルは、自然体であり、相手に気遣いされたことを気づかせません。
美容院に髪を切りにいきました。
美容師さんはとても気遣いをしてくれます。とても気遣いをしてくれます。とてもとても気遣いをしてくれます。結果、なんだか疲れました。
なんて経験ありませんか?
気遣いができる人は、気遣いを感じさせない
気遣いを感じさせないのが本当に気遣いのできる人です。
美容師さんに
「疲れていませんか?」
「寒くないですか?」
「何か飲みますか?」
「お手洗いいきますか?」
こんな質問ばかりで気遣われても疲れてしまいます。
そうではなく、疲れていると感じ取ったら軽くマッサージをしたり、お茶を出したりしてくれると、お客様も気遣いを感じなくて楽に過ごせますね。
あくまで自然に行うことが大切です。
気遣いの押し売りはNG
いかにも気を遣ってますの押し売りをしてくる人はNGです。気遣いアピールをしたり、見返りや感謝の言葉を求めているのかもしれません。
「君は気遣いができるね」と言われたいのでしょう。
そんな言葉を求めているような人は本当の気遣いができる人とは言えません。
まとめ
気遣いができる人・気遣いができない人-8つの習慣の違い
・気遣いできる・できないは「心の読み方」から始まる
・気遣いできる・できないは「行動力」で決まる
・気遣いできる・できないは「恋愛」に差が出る
・気遣いできる人・できない人の「空気作り」
・気遣いとは、「1歩先を読む力」
・気遣いとは、常識・マナー・知識
・気遣いを感じさせないのが、プロフェッショナルだ。
「気遣いができる人」と「気遣いができない人」の8つの違いを紹介しました。
こうしてみると気遣いができる人と気遣いができない人には大きな違いがあります。気遣いができる人は常に色んな事を考えて行動しているので疲れてしまうのでは?と思われますが、これは全て自然にやっている事なのです。
まずは意識して気遣いができるように努力し、いつかそれが身について自然にできるよう、今日から気遣いができる努力をしてみましょう。
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