今回は転職の理由として多く挙げられるものを各種調査結果を元に独自にポイントを算定し、ランク付けして紹介をします。
さまざまな理由により転職をするという人は、日本国内において毎年300万人ほどいます。果たしてそのような人々は何を理由に転職したのでしょうか?それでは、早速見ていきましょう。
会社を辞める人のホンネ!みんなの転職理由ランキングTOP10
10位 残業・休日出勤が多い:28ポイント
第10位にランクインしたのは残業・休日出勤への不満でした。
残業や休日出勤はそれ自体としては割増で手当を付けるということが義務付けられており、それが無いという場合にも差額請求のため訴訟を起こすということも可能ではあるのですが、やはり限りある人生の中では少々お金をもらったところで、時間を犠牲にしなければならないというのは厳しいものがあるのかもしれません。
9位 労働環境への不満:39ポイント
前項で挙げられた残業なども労働環境の一部であるのかもしれませんが、過酷なノルマやクレームへの対応などで精神的に消耗してしまったり、肉体的に過酷な環境であるために体調を崩してしまったという人は少なくありません。
心身の健康が脅かされたことで別の仕事を探し始める、というパターンです。
8位 上司への不満:40ポイント
会社などの組織において、自らの配属先を選択することが出来るというケースはほとんどありません。ですので、どのような上司の下に配属されるのかというのは運次第と言えるでしょう。
反りが合わない上司との関係によって職場を辞めざるを得なくなるというのは全く不運としか言いようがありません。
7位 人間関係のトラブル:44ポイント
上司との関係以外にも、先輩後輩や同僚、部下などの関係によって職場を辞めるということも非常に多いようです。
特に新卒入社などの若年層において多い退職理由ともされています。
6位 労働時間への不満:52ポイント
第10位の「残業・休日出勤が多い」とも関連しますが、こちらの場合多いのが単純に拘束時間が長い、というものです。
またその他の理由としては「本来望まない時間帯(夜勤など)に異動させられてしまった」「シフト勤務によって体調を崩してしまった」などもあります。
“ライフワークバランス”という言葉が一般的に認知されるようになった現代においては、こういった労働時間の問題はより大きなウェイト占めるようになって来ており、今後もより一層こうした傾向が進んでいくものと見られています。
5位 経営者・経営方針への不満:55ポイント
特に経営者と一般社員の距離が近い中小企業などで多い転職理由であり、「社長の人柄・能力に疑問がある」というものが一般的です。
その他にも途中で経営者や経営母体が替わったことにより社風が変わり馴染めなくなった、あるいは会社の事業・業務の内容に対して倫理道徳的に納得出来ないなどのパターンもあります。
4位 会社・業界の将来性への不安:57ポイント
グローバル競争が激しさを増す状況下で企業などへの淘汰圧が高まっていることにより、近年特に増えてきている転職理由の一つです。
これからの時代はライフスタイルや社会状況も短期間で大きく変化していくと予測されているため、それに伴い今後この理由での転職はますます多くなっていくでしょう。
沈没船からはまずネズミがいなくなると言いますが、それに近い状況と言えます。
3位 給与への不満:64ポイント
これは転職理由の中でも一般的なものの一つですね。業務内容がきつい割に賃金が低いという業界、企業はやはり離職率も高いものです。
ただその一方で転職後の給与と前職の給与とを比較した場合、現在の給与のほうが高くなるというケースは全体としては少ないという調査結果も存在します。
2位 キャリアアップできない:71ポイント
終身雇用制が崩壊し、一生の面倒を企業が見てくれるという社会構造では無くなった現代においては、当然の事ながら急増する転職の理由です。特に若年層に多い転職理由でもあります。
近年においては従来の「会社に入社する」という形での就職を「就社」とし、技術やスキルなどを身につけ、それによってお金を稼ごうとする狭義の「就職」と分けるという考え方も広まりつつあります。
1位 仕事内容がつまらない・他にやりたいことがある:78ポイント
ある種古典的、普遍的とも言える転職理由です。身勝手、軽佻浮薄であるとも見なされかねない理由でもあります。
しかしその一方で見方を変えると、人はそもそも与えられた状況に対して退屈およびそれによるストレスを感じやすい動物であると考えられています。人はほんの数万年前までアフリカ大陸にしか生息をしておりませんでしたが、その後比較的短期間にユーラシア大陸全土に分布を拡大しました。
この大移動の理由はよく分かっていないのですが、この時期特にアフリカにおいて人口が爆発的に増加している訳でもないことから「退屈だったのではないか」という説も存在します。
この理由はある意味で人ならではの本能に忠実であるとも言えます。
まとめ
会社を辞める人のホンネ!みんなの転職理由ランキングTOP10
10位 残業・休日出勤が多い:28ポイント
9位 労働環境への不満:39ポイント
8位 上司への不満:40ポイント
7位 人間関係のトラブル:44ポイント
6位 労働時間への不満:52ポイント
5位 経営者・経営方針への不満:55ポイント
4位 会社・業界の将来性への不安:57ポイント
3位 給与への不満:64ポイント
2位 キャリアアップできない:71ポイント
1位 仕事内容がつまらない・他にやりたいことがある:78ポイント
いかがでしたか?
もちろん転職理由は必ずしも一人一つではなく、さまざまな要因が絡み合っているという場合がほとんどです。
あなたに当てはまるものはどれ位あったでしょうか?
コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。