社会で生きていく上で、 人の目をある程度気にすることは自然かつ必要なことです。
しかし、過剰に気になると人前で自分らしくいられなかったり、臆病になってしまったり・・・。挙げ句の果てには自分を見失ってしまう恐れがあります。
人目を気にするあまり自分らしくいられないというのは、酷く窮屈でストレスが溜まるものです。できることなら、人目を極力気にすることなく、自分らしくのびのび生きてみたいですよね。
今回は、人の目が気になるのを克服するためのヒントを5つご紹介します。
人目を気にせずのびのび過ごそう!人目を気にしないようになる克服法
自分が思っている程周りは気にしていないことを知る
人の目が気になる理由の一つとして、自身のコンプレックスがあります。自分が気にしているからこそ、周りの人からの視線が気になるのです。
しかし、コンプレックスとは通常、周りの人から見ると「なぜそれが気になるのか分からない」ということが多いです。
例えば、友人で片目が一重、もう片方が二重の子がいます。彼女は両目が不均一に見えてバランスが悪いと思っていて、人と近距離で話すとき相手の視線が気になり、目を合わすことができないと言っていました。
しかし、周りから見れば、彼女はとてもかわいらしくチャーミングな女の子。両目の形が違うことなど彼女にそう打ち明けられるまで、まったくもって気づきませんでした。
コンプレックスは 本人にとって真剣な悩みですし、「そんなこと」と片付けるつもりはないはありません。しかし、周りの人達から見たらあまり気にならないものであると考えると、気が楽になります。
理想を高く持ちすぎない
あなたは人前に立つ前に緊張しますか? するとしたらなぜでしょうか?
人目が気になるから、という答えが多いと思いますが、じつは多くの人は自分からのプレッシャーによって緊張しているのです。
自分の中で「成功のシナリオ」を思い描きすぎて、その通りにできるかどうかが不安となり緊張するのです。
「こうでなければならない」という固定観念に近い理想と、それとはほど遠い自分の差が気になるため劣等感を感じます。
そして他人も同様に感じていると思い込み、「失敗したらダメなやつと思われるのでは・・・」という恐怖によって人の目が気になるのです。
理想が高いことは良いことです。しかし、「こうでなくてはならない」という思い込みは乗り越えが困難なプレッシャーとなるだけです。
理想を思う描くのではなく、その理想のために小さな一歩として今何ができるのかに焦点を置いた目標を持つようにしましょう。
実現可能な小さな目標を持つことで、プレッシャーも少なくなり、達成の暁には自信もつき、だんだんと人の目が気にならなくなります。
自分ではなく相手のことを考えることに集中する
人目が気になるというのは、その人を気にしているのではなく、その人の目に映る自分が気になっているのです。つまり、意識が自分に向いているのですね。
例えば、お土産を買うとします。
意識が自分に向いているときは、「これを買っていったらセンスがないと思われるだろうか・・・」という具合に、相手を通り越して自分の心配をしてしまいます。
反対に、相手のことを気にしているときは「これあげたら○○さん喜びそう」と、とにかく相手を思うだけでそれによって自分がどう思われるかなんて考えもしません。
相手のことを考えて行なう言動・行動は必ず相手に伝わります。
結果、相手も悪い気はしないはずです。自分がどう思われるかではなく、相手を想うことに意識を集中できるようになると、人目は気にならなくなります。
ありのままの自分を受け入れる
人目が気になる=人からの評価を気にしているということでもあります。
人からの評価が気になるのは、自分に自信がない為です。でも、自分に100%自信がある人なんてそういるものではありません。
皆、周りから認められたい、という願望がありますから、ある程度人目が気になることは自然なことです。
ただ、人からの評価を過剰に意識してしまう人は、自分に厳しく、また自分への理想が高い人が多いです。
理想と現実のギャップがいつまでたっても埋まらないので、自信がどんどんなくなってしまい、人からどう思われているかが自己評価の基準となってしまい、過剰に意識してしまうのですね。
そのような人は、現状でのありのままの自分を受け入れられるよう努力しましょう。
「こうでありたい」とか「こうなりたい」という理想を持つことは人間として成長を続けていく上でとても大事です。しかし、今現在、今日この時のあなたもありのまま受け入れてあげましょう。
「今日の自分は、今日という日を生き抜くのにふさわしい自分」と思えるようになると、心が楽になり人の目も評価も気にすることなく、自信をもって物事に取り組めるようになります。
誰も知らない土地に行ってみる
常に相手からどう思われているか気にしながら行動しているため、自分を見失う人もいるかと思います。人の価値観に合わせて行動・言動している訳ですから、窮屈な思いをしてストレスを感じている人も多いでしょう。
その1からその4に書いた方法は、日々の積み重ねることでいずれ改善される、いわば長期的プランです。
しかし、そうやって改善に向けて努力を重ねている間にも、小さなストレスは溜まっていくかもしれません。
そんなときは、自分に休暇をあげましょう。
誰も自分を知らない場所に行き、思う存分自分勝手に過ごすのです。まさに旅の恥はかき捨て、と思って、誰のことも考えることなく自分の思うまま行動しましょう。
普段人前で踊ったことがなければ、踊りに出かけてみるとか、自分の欲求の向くままに自分を開放してあげましょう(もちろん、法を犯したり、人を傷つけたり、という一線は越さないようにしなければなりません)。
そうして旅先で見つける新たな自分は、実は、偽りのない本当のあなたの姿なのです。
いつか日常生活でもそうした本当の自分をもっと多く出せるようになる日が来ると思いますが、それまではこうして定期的に「自分らしくいれる場所」に旅に出ましょう。
まとめ
人目を気にせずのびのび過ごそう!人目を気にしないようになる克服法
・ 自分が思っている程周りは気にしていないことを知る
・理想を高く持ちすぎない
・自分ではなく相手のことを考えることに集中する
・ありのままの自分を受け入れる
・誰も知らない土地に行ってみる
いかがでしたか? 人目が気になるというのは言わば、思考回路の癖によるところが大きいので、一夜漬けでの改善は難しいかもしれません。
でも、今日ご紹介した方法を参考に、少しずつ一歩一歩克服に向けて前進されることを願っています。
コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。