現在妊娠をされているという方、また妊活中であるという方、あるいは将来出産をすることを希望している方など、妊娠出産に関し日頃から考えておられるという方は少なく無いはずです。
そして、いざあなたが妊娠したとき、出産の準備が必要となりますが、特にはじめての出産の場合何を準備すればいいか、疑問と不安を感じることでしょう。
そこで今回は、妊娠後出産に至るまでに行っておきたい準備についてお伝えします。生まれてくる赤ちゃんのためにも最善の準備をして、最高の出産を迎えましょう。
妊娠の基礎知識!赤ちゃんも喜ぶ「出産前の準備リスト」10選
思い残しの無いようにしておく
出産し、子供の世話をするようになると、どうしてもそれ以前に比べ、行動などが制約されてしまいます。
例えば乳幼児を連れては入れない、もしくは入りにくい飲食店などは少なくありませんし、美術館や映画館あるいはライブ・コンサートなどにも行きにくくなってしまいます。
さらに旅行などに関しても難しくなってしまうでしょう。
ですので妊娠発覚後、できるだけ早いうちに「行きたい場所」に足を運ぶようにし、その後に思い残しの無いようにしておくというのが大切です。
栄養状態を良くしておく
妊娠後の栄養補給は、母体だけでなくお腹の中の胎児にとっても命を繋ぐために欠かせないものとなります。
そのため、妊娠中はそれ以外の時と比較をしても、栄養素の量、質、バランスなどをより良く考えた食生活となるよう注意をしましょう。
具体的にはタンパク質とビタミンを豊富に摂取するようにし、その一方で塩分を摂り過ぎないように注意をしましょう。
また妊娠中は体に脂肪がつきやすくなりますが、胎児の発育のことを考えるとダイエットなどはなるべく控えたほうが良いでしょう。もちろんアルコールやタバコなどは厳禁です。
復職後の仕事の準備をしておく
現在働いているという方で、妊娠後に仕事に復帰をしたいという場合には、産休中などに新たな資格を取得しておくと復職後により有利となります。
資格に関しては現在の仕事に関するものはもちろんのこと、語学やIT関連のものに関しても特にオススメとなっております。
また、もう一つ忘れてはいけないのが、現在働いている業界や職種に関する情報収集を忘れないということです。
人間の妊娠期間は200日以上となっておりますが、その間に経済情勢や業界の傾向、トレンドなどが変化するという事も考えられます。
復職後にそうした時間的ギャップにより浦島太郎状態となってしまわぬよう、休職中も絶えず仕事の勘を保ち続けるということが重要です。
公的補助制度の確認
妊娠出産においては、国や自治体から受けられる様々な公的補助制度が存在します。
その代表的なものが子供一人を産むごとに健康保険から42万円が支給される「出産育児一時金」です。
それ以外ものとしては産休中、給与の3分の2が98日間に渡って支給される「出産手当金」があります。
さらに出産後、子供が中学校を卒業するまでの間は児童手当として月々15000円から5000円が支給されます。
また、これは無条件での支給ではありませんが、帝王切開などで出産をした場合に支給される高額療養費制度、つわりなどによって業務に支障をきたし、休職をせざるを得ない場合に支給される傷病手当金などもあります。
自分がどのような公的補助を、どの程度受け取ることが出来るのかということを、できるだけ早いうちに確認しておくようにしましょう。
詳しい制度の内容や申請書、手続きの方法は下記からご確認ください。
・子どもが生まれたとき(出産育児一時金) | 全国健康保険協会
・出産で会社を休んだとき(出産手当金) | 全国健康保険協会
書類手続きをする
公的補助制度を利用するという場合、忘れてはならないのが申請書類などの作成です。
それ以外にも、新生児の健康保険への加入や、確定申告による医療費控除、さらに入院の手続きなどに関しても書類の作成、記入が必要となります。
さらに、書類を作成するだけでなく、申請先のチェックや申請手続きの流れ、手続き期間の確認も必ずしておきましょう。
出産・育児用品を購入しておく
出産に備えて入院をするという場合、入院中に必要となるものを予め買い揃えておく必要があります。
また、出産後は何かと慌ただしくなってしまうことが予想されるので、新生児の育児用品なども出産前にある程度買い揃えておくのが良いでしょう。
それでは一体どのようなものを買い揃えておくべきなのか、具体的なアイテムをご紹介します。
パジャマ・ネグリジェ
妊婦さんが入院中に着るためのパジャマもしくはネグリジェです。検診やあるいは何かしらの治療処置のことを考え前開きのボタン付きのものを選ぶと良いでしょう。
また妊娠中には予想以上にお腹が大きくなったり、体型が変化することも考えられるので、サイズは少し大きめのゆったりとしたものを選ぶようにしましょう。
出産用下着
出産用下着として代表的なものとしては、産褥ショーツがあります。これは下腹部全体を覆い込むように作られたショーツであり、おしりに部分には防水加工が施されており、悪露による漏れを防ぎます。
また出産後、授乳の際に胸を出しやすくするものとして授乳ブラジャーというものもあります。また妊娠から出産直後にかけて腹部全体を支える腹帯などもあると便利でしょう。
骨盤ベルト
出産後に開いた骨盤を支え、腰痛を防ぎ、体型が元に戻ろうとするのを助けるアイテムです。必ずしも必要なものではありませんが、現在では多くの妊婦さんが着用をしています。
また、着用の際には産婦人科医から許可を得るようにしてください。
生理用品
妊娠中には生理が止まるということもありますが、破水や悪露などに備えて持っておくようにしましょう。
マッサージ用クリーム
妊娠中にはお腹の皮膚が硬くなるため、クリームを塗って定期的にマッサージをする必要があります。
絶対に必要とまでは言えないものではありますが、これを塗っておくことにより出産後に妊娠線が出るのを予防することが可能となります。
ベビー服
出産後、生まれてきた赤ちゃんに着せるためのベビー服です。買ってすぐに水通しを行い(水だけで洗うこと。潜在はNG。)、水分の吸収性を高めるようにしておきましょう。
赤ちゃんは毎日大量の汗をかきますが、水通しをしておくことにより、汗の吸水性を高めることが可能となります。
また、産まれて来る赤ちゃんのはっきりした大きさは産んでみないと分からないことも多く、成長のスピードも人それぞれでありますので、ベビー服を購入する際には少し大きめのサイズを買っておくか、複数のサイズのものを購入しておくと良いでしょう。
おむつ用品
赤ちゃんの排便に用いるための、おむつおよびその関連用品です。おむつやお尻拭き、おむつ用ライナー、おむつカバーなどを指します。
特に、おむつやお尻拭きに関しては、新生児の間は1日の排便回数も多くなるため、出来るだけ多く買いだめをしておくと良いでしょう。
チャイルドシート
自家用車を持っており、出産後退院するときなど自動車で移動をすることを予定している場合には、チャイルドシートの着用が法律によって義務付けられております。
緊急で必要ではありませんが、いずれ必要になるものなので買っておくことに越したことはありません。
抱っこ紐
近年ではかつての時代と比べ、あまり使用をする機会が減ったとも言われるアイテムではありますが、そうは言っても念のため購入をしておきましょう。
出産後は一度実際に試用をし、どのようなものか使い勝手を確かめておいてください。
ベビーベッド
必ずしも出産前に購入をしておく必要は無いかもしれませんが、家の間取りやインテリアと合せてどのようなものが良いのか検討をしておきましょう。
ベビーカー
こちらも必ずしも出産前に購入をしておかなければならないというものではありませんが、事前に購入しどのように使うのか確認をしておくと良いでしょう。
入浴用品
生後一ヶ月くらいまでの新生児は周囲の環境に対する抵抗力が弱いため、ベビーバスなどで入浴をさせます。
また新生児は刺激物に対しても耐性を持たないため、シャンプーやボディソープ、スポンジなども専用のものを使うようにしましょう。
またお湯の温度を測るための温度計や、入浴後に定期的につけるベビーパウダーなども揃えておくようにしましょう。
カメラ
絶対に必要とまでは言えないものではありますが、赤ちゃんの成長などを記録しておくのに使用します。
一度購入をすればその後何年にも渡って継続して使い続けることが可能となります。
家事の引き継ぎ
出産に際して里帰りや入院をするという場合、夫など家に残る人に対して家事の引き継ぎをしておきましょう。
具体的な方法としては実際に指導をするという他、どのようなことをすればよいのか、出来るだけ詳細なマニュアルを作成しておき、すぐに見て理解を出来るようにしておくと良いでしょう。
実家への里帰り
日本では妊婦さんが出産に際して自分の実家に里帰りをし、そこで入院するというのはごく一般的な風習となっております。この風習は世界的には比較的珍しく、日本などアジアのごく一部の地域にのみ見ることができます。
もし里帰りの際電車やバス、飛行機などを使用するという場合には、できるだけ早めにチケットを用意しておき、良い席を確保しておくようにしましょう。
また実家の家族に対して連絡や何かしらの要望などがある場合には、予めその旨を説明しておくようにしましょう。
入院をする
陣痛がいよいよ激しくなってきたならば、いよいよ入院となります。おおよそ28週目に入る前までには入院の手続きを済ませておきましょう。
入院に際しては母子手帳や健康保険証が必要となります。また出産用品などの荷造りもしておき、できるだけコンパクトにまとめておきましょう。
育児の知識をつける
妊娠中、もし時間や費用に余裕があるならば育児書や乳幼児向けの医療書を読んだり、母親教室などに通うなどし、予めある程度の知識をつけておき、出産後の生活に備えておきましょう。
本や雑誌以外にも、特に母親教室に関しては自治体が無料にて講座を開いているという場合もあり、乳幼児医療に関しては無料のパンフレットやインターネットなどで手軽に情報を手に入れることも可能です。
まとめ
妊娠の基礎知識!赤ちゃんも喜ぶ「出産前の準備リスト」10選
・思い残しの無いようにしておく
・栄養状態を良くしておく
・復職後の仕事の準備をしておく
・公的補助制度の確認
・書類手続きをする
・出産・育児用品を購入しておく
・家事の引き継ぎ
・実家への里帰り
・入院をする
・育児の知識をつける
いかがでしたか?
このように出産に際してはしっかりと事前に準備をしておき、万が一の際に慌てないようにしておきましょう。
そして、出産後には、生まれてくる赤ちゃんと幸せな生活をスタートさせてください。
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