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思い込みが激しい性格を直す方法

心理学

「思い込み」は誰にしもあるものです。人は人生の中で経験を積むことで情報を蓄積し、それをもとに「世界観」を作り上げていくのですが、それが「思い込み」となっていきます。

「思い込み」は一般的には良くないものとして認知されがちではありますが、実際はそうとばかりも言えず、人が何かを決断をする時、その多くの場合に「思い込み」が作用します。

人間は生き続ける限り常に決断を繰り返さねばならないので、そこで一々悩んでいる暇はなく、最小限の手順で「解」を見つけ出さねばならないのです。

そのためまず自分自身の一番身近にある情報つまり「経験によって築き上げられた世界観」を最初に参照し、その情報を利用しようとします。言ってみれば「思い込みは経験によって作られる」ということでしょう。

人は歳を重ねれば重ねるほど、今までのやり方や考え方を変えるのが難しくなり、「頑固」になっていきますが、これも「経験」と「思い込みは」のなせる技です。

このように「思い込み」は一長一短ともいうべき存在なのですが、これが強すぎるというのはたしかに問題ではありますね。

というわけで今回は、「思い込みが激しい性格を直す方法」について紹介していきたいと思います。それでは、早速見て行きましょう。

 

思い込みが激しい性格を直す方法

自身の性格を自覚する

まずは何と言ってもこれでしょう。「思い込みの激しさ」に限らず自分自身の性格を変えるためには、まずその性格を自覚する必要があります。

あなたが「思い込みが激しい性格を直したい」と考えているのであれば、自分自身が「思い込みが激しい」ということを徹底して意識するようにしてください。そして事あるごとにそのことを思い返してみてください。

このようにしていくことで絶えず自分自身に自制と自省を促すことが出来るようになります。

 

根拠を確認する癖をつける

これは思い込みを直す最も直接的な方法であると言えるでしょう。ある物事について判断をする時に、その判断の根拠となっている情報(ソース)は一体何であるのかを絶えずその都度確認していくようにします。

そうして、もしその情報が単に自分自身の主観に基づくものであったり、もしくはごく一部の人のみが主張しているものであったり、あるいはポピュラーなものの見方であったとしても、それが論理性を欠いていたりした場合、その情報は単なる「思い込み」以上の信ぴょう性は無いと判断し、よりマシな情報源が無いかどうか再度確認し直します。

 

議論を仕掛けてみる

たとえ情報ソースを確認したとしても、それが「また別の誰かの思い込み」であるという可能性も否定はできませんし、またそのソースの信憑性を判断するのはあなた自身である以上、「ソースを探し、取捨選択をする」という行為自体が主観(=思い込み)に多少なりとも左右されてしまうというのは避けられませんね。

そのような場合に、今自分自身の目の前にある情報ソースが確かなものであるかを確認するためにはどうすればよいのでしょうか。

手っ取り早い方法としては、その辺にいる誰か、特に何となく頭の良さそうに見える人に議論を仕掛けてみることです。

「議論」というもの、またそこで得られる「結論」というのは、それ自体もまた「思い込みVS思い込み」や「その結果」である可能性もあり、決して絶対視できるものではありませんが、少なくとも「より信憑性のある思い込み」がより他者に対してより強い説得力を持つということは言えるのではないでしょうか。

 

視野を広げる

実は、人間の性格が変わるという場合、「論理的に説得される」ということ通じて変わって行くというのは中々難しい場合もあります。

「論より証拠」とも言いますが、なるべく遠い地域へ旅行に出かけたり、本を読んだり、美術館などに行ってさまざまな作品を見てみたりするなど、世の中には「多様な考え」があることを知るようにしてみましょう。

「人の数だけ思い込みがある」ということを知ることによって、あなた自身の思い込みにも冷静かつ客観的に向き合うことが出来るようになります。

 

医師に相談する

あまりにも思い込みが激しすぎるという場合、それは精神疾患であるという可能性も考えられます。もし心配である場合には専門医に相談してみるというのも良いかもしれません。

「思い込みの激しさ」から疑われる疾患の一つに強迫性障害(OCD)もしくはその軽度版とも言える強迫性パーソナリティ障害というものがあります。これは一つの観念、感覚に固執し、周囲から見れば非合理的な行為を繰り返さざるを得なくなってしまうという病気です。

よくテレビや映画などで見かける「手を洗い続けなければいられない人」「美容整形を繰り返してしまう人」「汚い言葉を言わずにいられない人」などはこれに該当する可能性があります。

もう一つ可能性として考えられるのが統合失調症、もしくはその軽度版である妄想性(猜疑性)パーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害などです。

これはある特定の考えが頭から離れなくなってしまうという病気であり、空想癖などが強い人、感受性豊かな人が罹りやすいと言われています。

 

まとめ

思い込みが激しい性格を直す方法

 

・自分自身の性格を自覚する

・根拠を確認する癖をつける

・議論を仕掛けてみる

・視野を広げる

・医師に相談する

 

いかがでしたか?

「思い込みが激しい」と言っても、その程度は人によってまちまちです。

まずはあまり深刻に考えず、気楽に対処していくことを考えてみてはいかがでしょうか。

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