三つ子の魂百まで・・・幼い頃(三才頃)までに形成されたの性格や性質は、大人になっても(百歳までも)変わらず続いていくということ
「三つ子の魂百まで」という言葉、言葉の意味の面白さ、あなたはご存知ですか?
三つ子の魂百まで!は知っておくと人生について分かってくる、お得な言葉です。
特に親であれば、愛する我が子のために、是非とも意味を知っておきましょう。また、三つ子の魂百まで!の子育て時期に、必ずやっておくべきことがあるので、お伝えします。
三つ子の魂百までの意味、子育てに役立つ特別な情報を知るために、この記事を最後までじっくり読んでみましょう。
三つ子の魂百まで!愛する我が子の一生を決める10の子育て論
三つ子の魂百まで!の意味
三つ子の魂百までとは、幼い頃(三才頃)までに形成されたの性格や性質は、大人になっても(百歳までも)変わらず続いていくということです。
では、それぞれの言葉の意味と合わせてもう少し詳しく説明していきましょう。
【三つ子】・・・三才の子供。ただし三才と限定しているわけではなく、幼い子供のことを表現している言葉です。
【魂】・・・この魂の中には心や知恵という意味が含まれています。
【百】・・・百才までという年齢をさしています。ただしこれも百才と限定しているのではなく、大人になっても続いていくことを表現している言葉です。
これを要約すると、三才頃までに形成された性格や性質は百才になっても変わらない。となります。
類語・注意点
類語
面白い類語をいくつかご紹介します。どの言葉も、一度身についた性格・性質・習慣は、いつまでも続いていくという意味です。
・頭禿げても浮気はやまぬ
・雀百まで踊り忘れず
・噛む馬はしまいまで噛む
誤用例
よくある誤用は、幼い頃に習ったり覚えたりしたことに用いることです。
間違っている例を一つあげてみましょう。
×三つ子の魂百までなので、運動神経が良くなるように幼い頃からサッカーを始めよう。
三つ子の魂百まで!愛する我が子の一生を決める10の子育て論
三つ子の魂百までの意味を理解したところで、子育てについての本題です。
三つ子の魂百まで!と言いますが、具体的には、どのような子育てをしていくことが子供に良い影響を与えていくのでしょうか。ここからは愛する我が子のための子育て論を10選ご紹介します。
幼少期に自己肯定感を与えることは、一生の原動力となる
三つ子の魂百まで!の子育て時期に、これだけはやっておくべきことは幼少期に自己肯定感を与えることです。
幼児が物事に挑戦したり、第一 歩を踏み出す時、その根本には自己肯定感があります。更に何か壁にぶちあたったときに乗り越えて前に進むには自信が必要です。
自己肯定ができない子供は何かに挑戦することすら嫌がってしまいます。自分に自信がなくて、何かアクションするときに心にブロックがかかってしまう状態はさけたいものです。
三つ子の魂百まで!の時期に自己肯定感を持たせるには、「抱っこして!」があります。
子供の代表的な”わがまま”としての「抱っこして!」。大人は面倒くさがらずに積極的に対応すべきです。自分の存在を認めてもらえる存在が近くにいる安心感が、その子の自己肯定に繋がり自信に繋がります。
様々な人と触れ合うようにする
お母さんの近くで愛情を受けながら過ごすのは、とても良いことです。
しかし気をつけなければならないこともあります。
三つ子の魂百までと言われる『三つ子』の期間、家族としか触れ合わないのでは、狭い世界の中で人格が形成されてしまいます。
良い人には積極的に関わるようにさせましょう。良い人とはこのような人です。
①自分から心を開いてくれる人 = 自分から自己紹介をしてくれる人
②子供のアクションに、しっかりと反応してくれる人
もちろん、子供に悪影響を与えるような人とは関わらさせてはいけません。ただし、子供の人格形成に助けになる様々な人とは、積極的に関わるようにしましょう。
幼少期に本を読むことは脳の発達に影響する
読み聞かせは、幼児にとって脳の発達に大きな影響を与えるのでとても大切です。
三つ子の魂百まで!のこの時期に幼児の脳は物凄いスピードで成長しています。
最初の方、幼児は正確に言葉を発音できないですが、実はちゃくちゃくと脳の中で言語に対する理解が進んでいます。しかも、聴覚だけでなく視覚的からも、自分の中で想像力を巡らしています。又、親の読み聞かせの声の調子や読み方から、感情を読み取る動きも学んでいます。
また、子供が気に入った本を繰り返し読むことはとても大切です。例えば、幼児が絵本のセリフをすべて覚えていても、オチを知っていても、同じ本を読むことを繰り返しおねだりされたら出来る限り対応すべきです。
同じストーリーに触れるのは、子供にとって実は安心・安全の世界に触れることで心が落ち着くからです。三つ子の魂百まで!の時期にたくさんの安心を与え脳の発達にいい影響を与えていきましょう。
生まれ持った性格の違いを知る
子供性格は多様です。ひと括りにしてはいけません。興味を持つ対象はそれぞれです。
外で遊ぶのが好きな子供であるかも知れませんし、そうではないかも知れません。お父さんによく懐く子供、お母さんによく懐く子供、それぞれでしょう。
時には自閉症であまり話さない子供であったり、アスペルガー症候群・ADHDなど落ち着きのない子供であるかもしれません。これら以外も多様なケースが考えられます。
どんな子供だとしても、まず、受け入れてあげて、一般論を押し付け過ぎないようにしていきましょう。
暖かく見守り、できるだけ手は出さない
子供は常にマイペースに行動します。
何かをしている途中で他の物に目移りしてしまうこともあるでしょう。出来ないことが悔しくて途中で手がとまってしまうこともあるでしょう。全然違う方向に物事を進めてしまうこともあるでしょう。
そんな時、つい手を出したくなってしまいますね。しかしそれはダメなことです。
まずは手を出さずに見守ってあげましょう。間違っていても、違う方向でも、遅くても、その子のゴールまで付き合ってあげましょう。そして最後に修正してあげるのです。
幼い頃に親が何でもしてしまうと、大きくなっても一人で最後まで出来ない人になってしまうのです。つまずいた時は誰かが助けてくれることが当たり前になってしまうのです。
出来なくてもやらせてみることが、大きくなってもチャレンジ精神のある人間へと育てるのです。
ダメなことの意味を伝える。年齢を重ねたらダメなことの意味もよく考えさせる。
幼い子供は好奇心があるので、色んなことを試そうとします。中には人に迷惑を掛けてしまうような事や、危険な事もあると思います。
そんな時に『やめなさい』『ダメ』と怒ることだけをしてはいけません。大切なことはどうしてやめなければいけないのか。どうしてダメなのか。その意味を伝えることです。
その都度、その意味を伝えることで子供はきちんと納得します。納得できたことは繰り返すことはないでしょう。
しかし怒られただけでは、どうしてダメなのか理解も納得もいきません。そのため同じことを何度も繰り返してしまうのです。
それはいくつになっても同じです。小さいから言ってもわからないと思わずに、きちんとダメなことの意味を伝えましょう。
自由に冒険させよう
お砂遊びは汚いからダメ。木登りは危ないからダメ。風邪をひくから雪遊びはダメ・・・なんて規制ばかりしていませんか?
このように小さい頃から規制ばかりしていると、その子は好奇心も発想力もない大人へと成長してしまいます。
幼い頃は周りの全ての物に好奇心があります。それを体感することで色んなことを考え、学ぶのです。汚れることも、怪我をすることも、風邪をひくことも時には大切なのです。こうすることで、こうなるのかと身を持って実感します。
しかし幼い頃から好奇心を満たせない状況が続くと、周りのものに興味を持たなくなってしまうのです。自分で良し悪しの分別がつく年齢になってもそれがわからないようになってしまうのです。考える力も乏しく、発想力がないのです。
このことから、幼い頃に自由にしたいことをさせる大切さがわかりますね。
否定から入らない
子供が悪いことをした時。間違ったことをした時。何か提案をした時。考えたことを発言した時。それがどんなことでも、すぐにそれを否定するようなことはさけましょう。
『ダメ。』『違う。』『あなたは間違っている。』と頭ごなしに否定しまうと、子供はそれ以上何も言えなくなってしまいます。
幼い頃からそのようなことが続くと大きくなっても自分の意見が言えなくなってしまいます。
ではどうしたら良いのか。
まずはゆっくり頷いてあげましょう。そしてどうしてそうなったのか理由を聞きましょう。理由を最後まで聞いてから正しいことを伝えます。
『わかった。そうなんだね。でもこういう時はこうするのが良い方法なんだよ。』
自分は否定されなかったという気持ちは幼いながらに自信につながります。それは大人になってからも自分の意見を素直に言える自信になるのです。
同じ目線に立つ
子育てをする上で大切なのは、子供と同じ目線にたつことです。
親と子、大人と子供。それはもちろん正解です。しかしそう思って接していると、それは子供にも伝わります。どこか心が通じないままの関係になってしまうのです。親という一番の存在と心が通じないまま育ってしまうと、大きくなっても人を信用しない人になってしまいます。
どうしてそう見えたのか、どうしてそう感じたのか、まずは子供の立場になって考えてみましょう。同じ目線にたつことで見えてくることはたくさんあります。
そしてこれも大切なポイント。
遊ぶ時は全力で遊ぶことです。大人だからと思わずに、思いっきり全力で遊びましょう。勝負する時も手加減せずに全力で勝負しましょう。
親だけど、大人だけど、いつも同じ目線でいてくれることに子供の心は安心し、それは成長してからも素直な心でいれるのです。
多くを求め過ぎない
愛する我が子には、色んなことをさせてあげたいと思うのは親として当然です。
英語も音楽も習わせて、運動も出来る子にしたい・・・なんて様々な妄想をします。幼い頃から色んな経験をさせてあげるのは、もちろん良いことです。
しかし子供に多くを求めてはいけません。期待をしすぎてはいけません。そのプレッシャーで子供は潰されてしまいます。
一番願うべきことはただ一つ。
『愛する我が子が笑顔で健康でいること』
これを忘れてはいけません。
多くを求めて幼い頃から挫折感を持たせ、そのまま大きくなってしまわないようにしましょう。
まとめ
三つ子の魂百まで!愛する我が子の一生を決める10の子育て論
・幼少期に自己肯定感を与えることは、一生の原動力となる
・様々な人と触れ合うようにする
・幼少期に本を読むことは脳の発達に影響する
・生まれ持った性格の違いを知る
・暖かく見守り、できるだけ手は出さない
・ダメなことの意味を伝える。年齢を重ねたらダメなことの意味もよく考えさせる。
・自由に冒険させよう
・否定から入らない
・同じ目線に立つ
・多くを求め過ぎない
「三つ子の魂百まで」。愛する我が子の一生を決める10の子育て論を紹介しました。三つ子の頃に体感したことは、成長するにあたって大きな影響を与えます。
愛する我が子だからこそ、この三つ子までの子育ては慎重に大切におこなっていきましょう。
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