凶夢か吉夢か…夢占いで潜在意識からのメッセージを知ろう!

【ジブリ都市伝説】大人気作「千と千尋の神隠し」の知られざる謎

漫画・アニメ・映画

「千と千尋の神隠し」は、2001年7月20日に公開され、興行収入がなんと300億円超え。2003年1月24日に初めて地上波でテレビ放送された時に46.9%という脅威の視聴率をたたき出したジブリ映画です。

この「誰もが知っている」映画には実は「真相は誰も知らない」都市伝説が幾つもあるのです。

 

【ジブリ都市伝説】大人気作「千と千尋の神隠し」の知られざる謎

本当の聖地はどこだ?「湯婆婆」の油屋のモデルになった旅館は?

スタジオジブリの作品にはそのモデルとなった地が明らかになっている作品が幾つもあります。

例えば

・「紅の豚」は、イタリアのアドリア海に住む飛行機乗りたちの物語

・「海が聞こえる」は、桂浜や四万十川など高知県の名所が数々登場する

・「平成狸合戦ぽんぽこ」は、多摩ニュータウンの宅地開発が舞台

これらの作品は分かりやすい例です。さて、「湯婆婆」の営む油屋のモデルとなった温泉のモデルの地はどこ?という事ですが、それには色んな説があるのです。

一番有力な説が「道後温泉」(愛媛県)です。

実際ジブリのスタッフが製作期間中、道後温泉に留まってスケッチを描いたという記録も残っています。ジブリも道後温泉がモデルだとは明言していないが「大いに参考にした」場所として認めています。

それじゃあ、道後温泉できまりじゃない…かと言えばこんな温泉があります。

湯原温泉「油屋」(岡山県)

元禄時代から旅館を営んでいるという歴史と伝統、そして「油屋」という名前。何も参考にしていないはずがない?

名前だけで決めてはいけません。この赤い橋、見覚えありませんか?

四万温泉「積善館本館」(群馬県)

「千と千尋の神隠し」の作品中では、赤い橋を渡って異世界に入っていきました。その他にも「千と千尋の神隠し」のモデルになっているとされる温泉旅館が数々あります。

目黒雅叙園」だったり

宮崎監督自身はインタビューで次のように語っています。

もともと湯屋っていうのは今のレジャーランドみたいな所で、室町時代も江戸時代にもあったものです。結局僕は日本を描いているんです。

ジブリは幾つかの旅館を「参考にした」と認めているものの、どこか一つを特定はしていません。

特定してしまえば「ここが千と千尋のモデルとなった温泉か〜」という事で、「聖地巡礼」目当てのお客さんがくる事を避けていると言われています。

 

「湯婆婆」の油屋の屏風に書かれた「回春」の文字

この回春という言葉に加えて、この物語は「千」という少女が「千尋」という「違う名前」を与えられて、八百万の神々が集う「温泉」旅館で「湯女」として働かされる少女の物語です。

そのため、千と千尋の神隠しは「風俗」の事を暗に描いているのだと公開当時から言われていました。

「回春」という言葉は確かに現代の日本では「衰えた性力が取り戻される事」として使われています。ただ、もともとの意味は、春が回ってくることから「元気になる、若返る」という意味です。

また、「湯女」は江戸時代に風俗産業に従事した女性を指す言葉ですが、この言葉が使われだした頃は、銭湯で垢すりや髪すきをしている女性の事だったんです。

だから、このジブリ映画をそんな風に捉えるのは一部の大人だけ!だと思っていたら…

ジブリの敏腕プロデューサー、鈴木敏夫さんがパーソナリティーを勤めるFMラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」の中で次のように述べています。

鈴木:僕の知り合いでキャバクラが好きな某角川書店の偉い人がいるんですけど、僕が「何でそんなとこばっか行くの?」って言ったら、キャバクラに勤める子ってもともとコミュニケーションをとるのが上手じゃないんだ。と。

そういう子に限ってそういうところで働きたがるんだと。働き出してコミュニケーションを取ることを要求されていって、やっているうちに元気になっちゃうんですよ。

っていう話をそのまま宮さん(宮崎監督)に話したんです。そしたら、そこから「千と千尋」ですよ。だから、油屋って風俗のつもりなんですよ、宮さんにとっては。

更に宮崎監督自身は「PREMIERE 日本版2001年9月号」のインタビューで次の様に語っています。

宮崎:いまの世界として描くには何が一番ふさわしいかと言えば、それは風俗産業だと思うんですよ。日本は全て風俗産業みたいな社会になっているじゃないですか。

この映画は「風俗」を描いていると公開当時から噂されていた中、プロデューサーと宮崎監督の二人がこの様に言及している事から、この都市伝説はある種真実の様です。

 

【発見】「千と千尋」はこんな前から構想があった!

1995年に公開されたジブリ映画「耳をすませば」の中に、「千と千尋の神隠し」の原案となったといわれている児童文学作品「霧のむこうのふしぎな町」(1975年発表 作:柏葉幸子)の本が一瞬映る場面があります。

※「耳をすませば」の主人公である雫と聖司が市立図書館で一緒に本を読んでいるシーン。

 手に持つ本の題名は何でも良かったはずなのに、20年前に発表された児童文学のタイトルをあえて入れているという点に宮崎監督のこだわりが感じられます。

「千と千尋の神隠し」が公開されるのは、「耳をすませば」の公開された年から6年後。

構想から制作されて、公開されるまでに時間をかけることで有名な宮崎監督ですが、この頃から頭の片隅に「千と千尋」の世界が広がっていたのでしょうか。

 

最大の謎【ハク】はどうなった?

千尋を救ったハク。結局どうなってしまったのでしょうか?湯婆婆には「八つ裂きされてもいいんかい?」といわれているので、その言葉どおり「八つ裂きになった」のでしょうか?

最後に千尋と別れるシーン。二人が繋いだ手が離れ、千尋の手が画面上から消えてハクの手はしばらく画面に残っている…。このラストはジブリアニメの中で最も切ないシーンの一つとして有名です。

「また会える」という約束したのも「八つ裂きされて魂だけになっても、千尋に会いに行く」という覚悟を決めたから。という説もあります。

一説にはハクが八つ裂きにされる幻のシーンがあるという話ですが…ジブリアニメでそれを流したら…かなり子供達はトラウマになった事でしょう。

「八つ裂き」されたかどうかは分からないですが、ハクは命がけで千尋を救ったという事です。「千と千尋の神かくし」が何度見ても面白いのは、こういった想像を膨らませる所にあるのかも知れませんね。

 

まとめ

【ジブリ都市伝説】大人気作「千と千尋の神隠し」の知られざる謎

・「湯婆婆」の油屋のモデルになった旅館は?

・「回春」という文字。

・「千と千尋」はこんな前から構想があった!

・最大の謎【ハク】はどうなった?

コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。

タイトルとURLをコピーしました