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正月飾りの特集~込められた意味を徹底解説~

おもしろ知識

も~ういくつ寝ると~(^^♪

正月飾りの風習は、古くは平安時代からありました。

クリスマスが終わるとすぐにお正月です。12月終わりと1月はあわただしい時期です。

お正月は「その一年のスタート」ですから、無事一年を過ごせるように、いろいろな正月飾りを知っておくとお得です。

大切な一年の無事を祈念するお正月飾りの種類と意味を徹底解説します。

 

正月飾りの特集~込められた意味を徹底解説~

 

そもそも正月飾りの意味

そもそも正月飾りの意味はどういうものでしょう。

一年間家を守ってくれる年神様を自宅にお迎えする行事です。「高い山から降りてくる」と考えられています。

正月飾りは、玄関と室内にお供えします。しかし近年は略式にするお宅も増えてきました。

 

玄関に置く正月飾り

門や玄関に松を飾ります。この風習は平安時代からありました。

門松・松飾
松を依り代(よりしろ)といい、年神様が降りてこられるところです。松は年神様にとって、訪れるための大切な目印なのです。

門松に使われているものは、竹(孟宗竹)、松 男松(黒松)と女松(赤松)を各2本以上、梅 紅梅と白梅を各2本以上、南天、葉牡丹 紅白各4株、隈笹、山土、荒縄、紺紙 です。

 

注連縄.注連飾り(しめなわ・しめかざり)

清浄な世界と俗世間との境界線に飾ります。注連縄の内側が、年神様を祀る神聖な場所になります。つまり、災厄をもたらすものを食い止める縄張りの役目をしています。

材料は、藁、紙垂、ユズリハ、橙、ウラジロ。関東ではエビの頭部(レプリカ)です。

 

鏡餅

丸くて平らな形からこの名前が付けられました。鏡餅に供えられるものは、橙(だいだい)串柿、昆布、ゆずりは、裏白です。

鏡餅、橙、串柿は、鏡、玉、剣の三種の神器を表しています。玄関には年神様に気が付いてもらえるように大きなものを飾ります。

 

室内鏡餅

ダイニング、リビング、床の間、神棚、仏壇、勉強部屋の机の上や自転車。ありとあらゆるところへお供えします。

 

輪〆、輪〆飾り、輪飾り

注連飾りの略式化したものです。水の神様がいらっしゃる、お風呂、トイレ、水回りにお供えします。

火の神様には、台所へお供えします。各部屋の入り口にもお供えします。
年神様には、家の中のありとあらゆるところを回っていただき、無病息災をお願いします。

 

もち花

室内全てを一周してくださった年神様にくつろいでもらえるように、柳やミズキの枝に米粉の団子、栗、餅を飾ります。豊作を祈願して、小正月に神棚のある部屋に置きます。

 

生け花

福寿草、松竹梅、千両、葉牡丹など、めでたい名前の付いた植物を生けます。

 

掛け軸

鶴亀、日の出、七福神など、めでたい図柄や言葉の掛け軸を床の間に飾ります。

 

羽子板、破魔弓、破魔矢

女の子が羽子板を突いて厄払いをし、男の子が弓矢を射て年占いをします。破魔矢は凶の方向に向けて祀ります。

この風習は室町時代から始まったと言われています。

 

いつから準備を始めて、いつまで飾っておくの?

正月事始めは、12月13日です。この日から、お寺や神社ではすす払いを行い、門松を作る竹を切り出しに行きます。

ご先祖様もお帰りになると言われていますので、神棚や仏壇の掃除もします。

しかし、現代は「クリスマス」がありますので、26日以降が一般的になっています。ただし29日は「苦に通じる」「苦を祀る」という語呂合わせから避けられています。

30日も旧暦では大晦日に当たりますので、31日とともに「一夜限り」というお葬式に使われる言葉に相通じるものですので避けます。

 

飾っておく期間

松の内と言われる1日から15日が古来からの習慣でしたが、現在では、七草粥を食べる7日までが一般的です。

 

関東と関西で違うお正月期間

関東では、昔は1月15日までで、鏡餅を食べる鏡開きは20日でした。

しかし、徳川家光が4月20日に亡くなったので、同じ20日はまずい!と時の幕府がおふれを出して、鏡開きを1月11日にしました。しかし、めでたい松の内(1~15日)の間に鏡開きをするのもおかしいと、松の内を7日に短縮しました。

おふれが出たのは、寛文2年(1662年)1月6日でした。

江戸幕府の通達に従ったのは関東だけで、関西はそのまま15日まで松の内として今に至っています。

一方で関西では、1月1日から7日までは「男正月」といい、来客の相手は男の人がして、女の人は忙しく働いていました。一段落ついた1月7日から15日までを「女正月」といい、ご苦労様というお休みの期間です。

 

鏡開き正月グッズの処分の方法おまけの雑学①年賀状の意味②寒中見舞いの意味

雑煮や汁物に入れて食べます。延命・無病息災を祈ります。

鏡餅を砕いて、年神様をお送りして正月に一区切りつけます。年神様がおられたのですから、食べてこそ真の意味となります。

ただし、鏡開きに包丁は使いません。武家の風習として始まったので、刃物を使うと切腹を連想しますので、手で割るか、槌で割るようにします。

この「割る」も縁起が悪いので、末広がりの「開く」を使い、「鏡開き」になりました。

 

正月グッズの処分の方法

年神様のご滞在が7日まで短縮しましたので、飾りを取り外すのも7日です。七草粥を食べたら、正月飾りや鏡餅は午前中に片づけます。

正月が一段落する小正月(1月15日)まで残すところもありますが、江戸幕府が「乾燥した正月飾りを長く置いておくと火事になる」と、7日に片づけるようになったそうです。

14日か15日に近い土・日に、どんど焼きかお焚きあげを行う神社やお寺で燃やします。

どんと焼き、とんど焼、どんどん焼き、左義長、鬼火焼き、トリマテ、カガリ、三九郎・・・など、地方によって呼び方は違います。

年神様の依り代だったものを粗末に処分してはいけません。何か所か近くの神社仏閣に問い合わせてください。それでも見つからなかったら、ゴミとして処分するしかありませんが、半紙や新聞紙の上に置いて、塩を「左、右、中央」の順にかけて「年神様。ありがとうございました。今年もよろしくお願いします」ときちんとお祈りをしてください。

 

おまけの雑学

①年賀状の意味
「本来ご挨拶に伺わなければならないけれど、行かれないので書面で失礼します」とい
う意味です。

会社の同僚、親族、ご近所も出したほうがいいでしょう。ご無沙汰している方には、元気にしていると、近況を伝えましょう。

書き方は、旧年のお礼、先方の幸福、今年もよろしく。といった言葉を添えます。ご無沙汰している方には、わびと近況としたためます。

元旦は1月1日を指すので、「元旦 1月1日」とは書かないでくださいね。

敬称は、様です。恩師などは先生。団体には御中です。

気を付けることは不快な近況は書かない。去る、失う、滅びる、絶望はご法度です。また、「去年」ではなく、昨年、旧年を使いましょう。

元旦に届くようにするには、12月25日までに出しましょう。年賀状は7日までは出しても大丈夫です。

②寒中見舞いの意味
寒中は、二十四節気の小寒~大寒の間のことです。1月8日か15日から出しますが、実際は10日ごろから出します。内容は、季節のあいさつ文、先方の安否です。

年賀はがきは使わないでください。また、新年を祝う言葉も使わないようにしましょう。喪中だった人、松の内までに出せなかった人、喪中だった人に出します。また、喪中とは知らずに年賀状を出してしまった人も詫びる言葉を書いて出しましょう。

2016年の小寒は1月5日から19日、大寒は20日から2月3日ごろです。この間を「寒の内」と言います。2016年の大寒は1月21日です。

 

まとめ

正月飾りの特集~込められた意味を徹底解説~

 

・そもそも正月飾りの意味

・玄関に置く正月飾り

・注連縄.注連飾り(しめなわ・しめかざり)

・鏡餅輪〆、輪〆飾り、輪飾り

・もち花

・生け花

・掛け軸

・羽子板、破魔弓、破魔矢

・いつから準備を始めて、いつまで飾っておくの?

・飾っておく期間

・関東と関西で違うお正月期間

・鏡開き正月グッズの処分の方法

・おまけの雑学
①年賀状の意味
②寒中見舞いの意味

 

正月の飾りにはそれぞれ大切な意味が込められています。日本特有の行事です。家を守り、家族を守る大切な儀式です。

心を込めて、正月飾りの準備をして年神様をお迎えしましょう。お帰りになられた後の依り代は、決して粗末にせずにお焚きあげに出すか、どうしても無理な時には、ご自分たちで神聖な気持ちでお祓いをしてから処分しましょう。

新しい年を迎える準備は神聖な気持ちで行ってくださいね。

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