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【世代別育成理論】入社年度による部下のモチベーションを上げる方法

就職活動、仕事

部下のモチベーションを上げるために「褒めるべきか、叱るべきか、任せるべきか、待つべきか。」部下の育成を任された先輩上司の悩みではつきません。

毎年のように会社には新入社員が入社してきます。そして研修を経て配属され、部下になります。

こうして配属された部下のモチベーションを上げるためにはどうしたら良いでしょうか。

最近では「ゆとり世代」という言葉が出てきたりと、部下の指導も時代の変化に対応する必要があります。

今回は公益財団法人日本生産性本部が毎年、新入社員のタイプを発表していますので、そのタイプ別にモチベーションを上げる方法をご紹介します。

 

【世代別育成理論】入社年度による部下のモチベーションを上げる方法

消せるボールペン型(2015度入社)

2015年入社の新入社員は2001年に販売が開始され、ベストセラーとなっている消せるボールペンに例えられています。

書き直しが出来る機能を持ち合わせていながらも、熱を入れる(熱血指導をする)と消えてしまう(離職)という特徴を持っています。

ゆとり世代の彼らのモチベーションを上げるためには、書き直しが出来るという変化に対応できる柔軟性を上手に活用し、褒めて伸ばすことを意識しましょう。

 

自動ブレーキ型(2014年度入社)

2014年入社の新入社員は、高感度センサーで障害物を感知し、自動で車を停止させることのできる新機能、自動ブレーキに例えられています。

そのハイテクノロジーは知識が豊富で敏感な若者をイメージさせます。何事も安全志向で、大きな挑戦をしたがりません。仕事でも同様です。

リスクをとったチャレンジをしたがらないので、モチベーションを上げるためには万全のフォロー体制があることを教える必要があります。

彼らには安心感を感じさせることで仕事のモチベーションも上がってきます。

 

ロボット掃除機型(2013年度入社)

2013年入社の新入社員は、部屋の隅々まで効率的に動き回り、家事の時間短縮に役立つロボット掃除機に例えられます。

しかし、特徴として段差(プレッシャー)に弱く、たまに行方不明になったり、裏返しになってもがいていることもあります。

彼らのモチベーションを上げるためには、自動で動いているからと放置するのではなく、壁で立ち止まっていないか、裏返しになっていないかなど気にかけてフォローしたり、丁寧に説明を行い、段差を低くしてあげることが必要です。

障壁をなくしてあげることで、効率良く動き回るようになるでしょう。

 

奇跡の一本松型(2012年度入社)

2012年入社の新入社員は、東日本大震災の中で生き残った奇跡の一本松に例えられます。

この年の新入社員は前例のない厳しい就職戦線の中を勝ち残ってきた社員たちです。想定外の事態に直面しても困難を乗り越えていく力強さを持っています。

東日本大震災の際のボランティア活動のように、絆を大切にし、仲間の力を信じているので、チームプレーを強調し、プロジェクトの一員として部下の力が必要なことを理解させることでモチベーションが上がってくるタイプです。

 

2011年度は東日本大震災のため、発表が自粛されています。

 

ETC型(2010年度入社)

2010年入社の新入社員は、コンピューターで制御され、自動で高速道路の料金を徴収するETCに例えられています。

IT活用には長けていますが、直接やり取りをするという経験が少ないので、人との会話が苦手だったり、なんでもメールなどITを使ったコミュニケーションを取ろうとしがちです。

性急に関係性を深めようとすると心のバーが開かないことがあるので、あくまで徐行運転で近づくようにしましょう。徐行運転で接するようにすれば心を開き、モチベーションを上げることも容易になるでしょう。

 

エコバッグ型(2009年度入社)

2009年入社の新入社員は、環境問題に関心が強く、節約志向で無駄を嫌う性質があり、折り目正しいエコバッグに例えられます。

酷使すると長持ちしない(早期離職)傾向があるので、丁寧に扱う必要があります。

環境保護や社会貢献に関心が高い人が多いので、小さく折りたたまれたバッグを大きく広げ、関わっている仕事がいかに社会に有用なのかを理解させることでモチベーションは上がっていきます。

 

カーリング型(2008年度入社)

2008年入社の新入社員は、冬季オリンピックの正式種目でもあるカーリングに例えられます。

カーリングのストーンが通る道をブラシでしっかりこすってあげ、導くことで期待している方向へと進んでくれますが、ブラシでこするのをやめると減速し、止まってしまうこともあります。

磨きすぎると、目標地点を越えてしまう(転職)こともあるので、上手に石(意志)をコントロールすることで仕事へのモチベーションを高めることができます。

 

まとめ

【世代別育成理論】入社年度による部下のモチベーションを上げる方法

 

・消せるボールペン型(2015度入社)

・自動ブレーキ型(2014年度入社)

・ロボット掃除機型(2013年度入社)

・奇跡の一本松型(2012年度入社)

・ETC型(2010年度入社)

・エコバッグ型(2009年度入社)

・カーリング型(2008年度入社)

 

ここまで2015年から2008年入社までの部下についてタイプ別にモチベーションを上げる方法をまとめました。

その年度ごとのタイプを大きくまとめたものなので、血液型別性格判断のように全員に当てはまるとは限りませんが、部下のモチベーションを上げるためのおおよその傾向として参考にしてもらえれば幸いです。

コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。

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