日々の生活の中で、誰とも話したくない。関わりたくない。会いたくない。でも、仕事や付き合いもあって逃げ場がない、と感じていませんか?
もしその状態でいることにストレスがたまり、苦痛であるならば今すぐ改善が必要です。
そこでこの記事では、「誰とも話したくないときの対処法」についてお伝えします。
我慢できないレベルとなって大きな心の問題へ変わる前に、改善する方法を見つけてみましょう。
人と話すのが苦痛です!「誰とも話したくない」とき15の対処法
外出をしない
誰とも話をしたくないときには、そもそも外出をしないことが一番です。
もし一人暮らしならインターホンが鳴ったとしても一切応答をしないようにし、外部との接触を絶つようにします。
家族と同居している場合にも、部屋に鍵をかけたり、あらかじめ声をかけないで欲しいなどと断っておき、ひたすら閉じ籠もりましょう。
また、仕事や学校も思い切って休んでしまっても良いでしょう。
休むための適当な理由がない場合は、仮病などズル休みをしてしまうのも一つの手ではあります。
ただし、職場によっては医療機関の受診票などを提出しなければならない場合もあるのでその点には注意が必要です。
人間には「群れたい」という習性が本能的に備わっているため、数日間程度、誰とも話さない生活を送ることで人恋しさが生じ、話をしたいと思うようになることができます。
通信機器の電源を切る
自宅や自分の部屋などに引きこもる場合には、外部から連絡が来るのを避けるという意味で、通信機器の電源を切ってしまうのが良いでしょう。
まずは携帯電話の電源を切り、パソコンも電源を落とします。もちろんSNSなどは一切見ないようにします。
固定電話がある場合にも、電話のコンセントを抜いてしまったり、電源を切ってしまったりするのが良いでしょう。
もし家族と同居をしているなどして固定電話の電源を切るのが難しいときは、自分の代わりに家族に電話に出てもらうというのが良いでしょう。
またその際には家族に対し「今○○は寝込んでおります」などと適当な言い訳をしてもらえるよう、あらかじめその旨を伝えておきましょう。
イヤホンを付けて外出する
誰とも話をしたくないにも関わらず、どうしても外出をしなければならないときは、イヤホンを付けた状態で外出すると良いでしょう。
イヤホンをつけていることにより、周囲の人々は「この人は音楽を聴いて自分の世界に入っている」と思い、あなたに話しかけようとしなくなることが期待できます。
また、もし万が一誰かから声をかけられたという場合であっても、イヤホンをつけていれば不自然にならず「聞こえないフリ」をすることができます。
マスクを付けて外出する
イヤホンの他に、誰かから話しかけられる可能性を下げることが期待できるアイテムとしてはマスクがあります。
マスクをしている人は周囲から「体調が悪いのではないか」、特に「喉が悪いのではないか」という印象を持たれます。
喉が悪い人に対して積極的にコミュニケーションを取ろうとする人はあまりいないため、結果として誰にも話しかけられなくなるのです。
ドライブに行く
誰とも話したくない日にそれでもどこかへ出かけたいという場合には、ドライブに行くのがおすすめです。
自動車は言わば「移動する個室」のようなものであり、誰ともコミュニケーションを取らないままで長時間を過ごすことが可能となります。
また、ドライブによって日常の喧騒から離れてみることは、とてもよい気分転換にもなり、気持ちを一新して翌日からの生活を送ることができるかもしれません。
静かな場所へ足を運ぶ
どこかへ外出したいものの、自動車を持っていなかったり、外出や移動にかけるお金や時間が勿体無かったりする場合には、近場にある「静かな場所」に足を運ぶのも良いでしょう。
図書館
住んでいる場所や地域により、足を運ぶことのできる「静かな場所」にも違いがありますが、どのような条件下であってもおすすめできる場所としては図書館が挙げられます。
図書館は基本的にどの自治体にもあり、原則として無料で利用し好きな本を好きなだけ読むことができ、教材や資料なども持ち込んで自習や仕事をすることもできます。
そして図書館では基本的に静かにすることがマナーとなっているため、誰かから話しかけられたりする心配もあまりありません。
ネットカフェや漫画喫茶
他には、ネットカフェや漫画喫茶なども静かでおすすめの場所です。
一般的に図書館にはパソコンなどのインターネット端末や漫画類があまり置かれていない傾向にありますが、これらの場所ではネット使い放題、漫画読み放題というメリットがあります。
また、図書館は飲食禁止となっている場所も多いですが、ネットカフェや漫画喫茶の多くがドリンク飲み放題であり、食事をすることも可能です。
バー
多少のお金を使っても良い場合はバーへ行くこともおすすめできます。バーではカクテルなどを飲みながら一人静かに過ごすことができます。
周囲に「体調が悪い」と伝える
誰とも話をしたくないと思っているにもかかわらず、どうしても仕事や学校を休むことができないときは、周囲の人達に対し「体調が悪い」と伝えておきましょう。
特に体調が悪くない場合であっても、取り敢えずはそのような「フリ」をしておくということが重要となります。
多くの場合、人は体調が悪そうな人に対して積極的に話しかけようとはしないため、一日をほぼ誰ともコミュニケーションをとらずにやり過ごすことが可能となります。
機嫌が悪そうな態度をとる
体調が悪いフリをするのが嫌である場合におすすめなのが、あからさまに機嫌が悪そうな態度をとるという方法です。
今の自分の気持に対して正直になり、眉間にしわを寄せるなどして誰が見ても「話しかけないで欲しい」と理解できるような態度を取りましょう。
通常、人は不機嫌そうな人に対しわざわざ話しかけたいとは思わないものです。
もしそれでも誰かから話しかけられる場合は、いつもよりもきつめに対応をするなどして今のあなたの状態を理解させましょう。
寝たふりをする
学校や職場の休憩時間に誰からも話しかけられたくないときは、寝たふりをするのも良いでしょう。
やり方としては机などに突っ伏すなどした状態でじっとし、時間が過ぎるのを待ちます。
また眠いフリや疲れているフリをするのも不必要な会話を避けるという意味でおすすめできます。
スマホやパソコンをいじる
その他さまざまな時間に他人から話しかけられたくないときにおすすめなのが、取り敢えずスマホやパソコンをいじってやり過ごすという方法です。
特に職場では、パソコン上で何らかのソフトを開いていじっているふりだけしていれば、周囲の同僚はあなたが仕事に追われているものと思い込み積極的に話しかけようとしなくなることが期待できます。
また最近では仕事をしているフリをして遊ぶためのブラウザゲームやアプリなども登場してきており、仕事の手が空いて暇である場合にはそうしたものを利用してみるのも良いかもしれません。
思考や感情を整理する
誰とも話をしたくないという状態が続く場合、あなたの精神が今どのような状態に置かれているのかを客観的に認識する必要があります。
自分を客観視する簡単な方法が「紙とペン」を使うやり方です。
具体的には、まず紙に自分が今どのような気持ちであるのかについて書き出し、その後に「何故そうなのか?」という理由を書いていきます。
もしストレスや抑うつ感などを感じることがあれば、それを具体的に書いていきましょう。
紙に書き出すことは、自分の内面の精神を視覚化して認識することが可能になります。
さらに現状と原因とを客観的に認識することで、これから先自分が進むべき方向性、改善点などを把握することができるようになります。
話したいと思える人を探してみる
自分自身では「誰とも話をしたくない」と自覚をしていても、本心ではそう思っていないという場合もあります。
実際には「誰とも話をしたくない」のではなく、「嫌いな人と話をしたくない」と考えているのかもしれません。
もし先ほどの「思考や感情を整理する」を行い、そのような結論に達したのなら、「話しても良い」と思える信頼できる人を探し、その人に連絡を取ってみましょう。
あなたが話したいと思える人と話をすることで、良い気分転換になり、自分の本心に気がつくキッカケになることもあるでしょう。
体調を整える
人間の肉体と精神や思考との間には非常に深い関連があります。ちょっとした体の不調により、認知や思考のパターンが影響を受け変化していくことがあるのです。
体を温める
例えば、人は体が冷えているときにはネガティブな思考や抑うつ感などが生じやすい傾向があります。
もしこの「冷え」に関して心当たりがある場合は、早速体を温めてみてください。
体温の上昇は副交感神経を活発化させ、脳内ホルモンのうちセロトニンなどの幸福感を生じさせる物質の分泌を促し、心身をリラックスさせます。
ほかに体を暖める方法には、やや長めに入浴をする、厚着をする、暖房を付ける、運動をするなどがあります。
食事に気をつける
また食事も非常に重要です。
体を温める効果のある食品としてはショウガ、根菜、唐辛子、カカオ豆などがあり、特にカカオ豆はココアとして摂取をすることにより高い体温上昇効果を期待することができます。
朝日を浴びる
また、体を温める以外にも不規則な生活スタイルを改めることは、自律神経のバランスを整え精神状態を安定させることに繋がります。
自律神経のバランスを整える方法には、朝日を浴びることがおすすめです。
人間の体は太陽光を浴びることにより、セロトニンの分泌を促進させるという機能があります。
また太陽光はビタミンDの生成促進にも効果があり、これによる免疫力の向上なども期待できます。
運動をする
運動にもセロトニンを増やす効果があることが知られています。
運動によってセロトニンを増やすことで、心身をリラックスさせ、疲労回復を促進することができ、「誰とも話したくない」などと沈みがちな心を癒やすことを期待できます。
一人でしかできないことをやってみる
何をやっても「誰とも話したくない」という気持ちが晴れないときは、思い切って気持ちを切り替えて「一人でしかできないことをやる」というのも良いでしょう。
「一人でしかできないこと」と聞くと、多くの人が想起するのは「趣味」ではないかと思います。
以前からやってみようと思ってはいたものの、なかなか手がつけられていない趣味がある場合は、この機会にさっそく始めてみましょう。
誰にも邪魔されない環境で、自分の創造性を最大限に発揮するということが重要です。
専門家のところへ行く
誰とも話をしたくないという状態が長期間に渡って続く場合は、何らかの精神疾患が疑われます。
精神疾患のなかでも特に代表的なものが気分障害で、その中でも最も多いものにうつ病があります。
その他に人と話をしたくなくなる病気には、社会不安障害(SAD)や回避性パーソナリティ障害である可能性も挙げられます。これらは世界の中でも特に日本人に多い疾患と言われています。
女性の場合には生理周期に伴うホルモンバランスの変化によって精神が影響を受けることもあります。これを月経前症候群(PMS)と言います。
成人において思春期や、それより前の幼年期からずっと人と話をしたくない状態が続いている場合、自閉症スペクトラム(ASD)やスキゾイドパーソナリティ障害である可能性もあります。
もしこうしたことに思い当たるときは、精神科、婦人科もしくは臨床心理士などのところへ受診することをおすすめします。
まとめ
人と話すのが苦痛です!「誰とも話したくない」とき15の対処法
・外出をしない
・通信機器の電源を切る
・イヤホンを付けて外出する
・マスクを付けて外出する
・ドライブに行く
・静かな場所へ足を運ぶ
・周囲に「体調が悪い」と伝える
・機嫌が悪そうな態度をとる
・寝たふりをする
・スマホやパソコンをいじる
・思考や感情を整理する
・話したいと思える人を探してみる
・体調を整える
・一人でしかできないことをやってみる
・専門家のところへ行く
誰とも話をしたくないという状態は、自分からのSOS信号である可能性もあるので注意するようにしてください。
そして、今のあなたの気持ちと向き合いながら、できる方法から試してみましょう。
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