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アネモネの花言葉|愛の伝説を抱えて唄う5つのメッセージ

花言葉

「アネモネの花」と言われても、どんなお花なのかピンと来ない・・という方もいるかもしれませんね。

アネモネの花はイギリスでは、「ウインドフラワー(風の花)」とも呼ばれ、おだやかな風にうながされて開花する花姿や、風に吹きさらされて咲く様子から付けられたと言われています。

普段の生活の中ではあまり見かけない花ですが、フラワーショップには欠かせない花材で、実際にアネモネの花を見れば、その花姿はきっと見覚えがある人が多いでしょう。

そんなアネモネには豊富な花色があり、その花色がカラフルで可愛らしいことから、プレゼントにして贈っても喜ばれるお花の1つです。

アネモネの花言葉の中には、「君を愛す」や「儚い恋」、「恋の苦しみ」など恋愛に関するものがあり、それらはアネモネの持つギリシャ伝説にちなんだものだと言われています。

アネモネの花はどんな伝説を背負い、どんな花言葉を抱えて生きているのでしょうか。

この記事では、アネモネの花言葉にとして、花色にそれぞれつけられたメッセージを詳しくお伝えします。アネモネの持つ愛の伝説に耳を傾けて、ぜひ、浪漫を感じて下さい。

 

アネモネの花言葉|愛の伝説を抱えて唄う5つのメッセージ

ドラマチックな愛を唄う花言葉「君を愛す」

花びらを大きく開き咲き誇る鮮やかな赤いアネモネからは、どことなく強い意志を感じさせられます。

そんな赤いアネモネの花言葉は、「君を愛す」で、まるで歌詞の一部に出てきそうな、とてもドラマチックな花言葉です。

実はアネモネには、愛にまつわるある伝説があることから、この花言葉がつけられたと言われています。

それは、ギリシャ神話にて、愛の女神ヴィーナスが愛した美少年アドニスが、イノシシ狩りの最中に負傷して死んでしまった時、ヴィーナスが彼の死骸を見て涙を流し、その涙がアネモネの花になった。という伝説です。

一途に彼を愛したヴィーナスの恋心が伝わる伝説ですね。その様子はまさに「君を愛す」という花言葉がふさわしいのではないでしょうか。

ドラマチックな愛の告白には、赤いアネモネの花がぴったりでしょう。プロポーズで愛を誓う時にも最適です。

「一途に君だけを愛し続けます」と花言葉を添えて、愛のメッセージを贈れば、愛の伝説を背負ったアネモネの花があなたに力を貸してくれるでしょう。

きっと愛のメッセージは贈った相手の心に響くはずです。

 

命の誕生を唄う花言葉「待望」

「ピンク」というと淡くてやさしいイメージを抱きますが、アネモネのピンクはパステルカラーだけどしっかりした色立ちで、可愛らしさの中にとても強い意志を感じられます。

そんな存在感抜群のピンクのアネモネの花言葉は、「待望」です。

そのしっかりとした花色から、淡くてやさしい気持ちというよりは、望んで望んで・・ようやく手に入る、そんな「待望」を表しているのでしょう。

初めはささやかな願いから始まったことでも、なかなか叶わないことはいつしか強い想いとなり、手に入った時にはまさに「待望」の瞬間となる・・そんな経験をしたことはないでしょうか。

そんなピンクのアネモネの花を、出産祝いとして贈ってみてはいかがでしょうか。特に、子供が欲しくて長い間とても頑張っていた人には、ピンクのアネモネの花が喜ばれます。

待ち望んだ待望の赤ちゃん。出産本当におめでとう!と花言葉を添えれば、気持ち伝わるプレゼントをすることができます。

募る想いをたくさん抱えたピンクのアネモネの花が、待望の瞬間を一緒に祝ってくれるでしょう。また、ピンクという花色はとても愛らしいので、出産祝いには最適と言えるでしょう。

 

未来を唄う花言葉「期待・希望」

主張の強いパステルカラーのアネモネが咲き誇る中で、ひときわ美しく見えるのが白いアネモネの花です。

真っ白な花色は、鮮やかな色をまとったアネモネの中に咲くからこそ、美しく見えますね。

そんな白いアネモネの花言葉は、「期待」「希望」で、白という花言葉にふさわしい花言葉ではないでしょうか。

彩りのある花は、そこに強いメッセージがあるからこそ美しく見えるものです。一方、白いお花は主張がないからこそ美しいのです。

それはどんなものでも受け入れて、これから染まっていくことができる、そんな未来を抱えているからではないでしょうか。

これから出逢うたくさんの未来を背負った、そして、新しく何かを始める人には、白いアネモネを贈ってみてはいかがでしょうか。特に、新生活を始める人、学校や職場など環境が変わる人へのプレゼントに最適です。

「あなたの新しい生活がたくさんの希望で溢れますように」と、白いアネモネの花言葉がその人の未来に幸せ願う、そんな気持ちごと届けることができるでしょう。

また、これから何かを一緒に始める人ができたら、白いアネモネの花を贈るのもいいでしょう。新しい仕事のパートナーやスポーツや、習い事に新しい仲間ができたら、白いアネモネの花を贈りましょう。

「これからあなたと一緒にどんなものを作って行けるのかとても楽しみです」という気持ちが伝わり、新しい出逢いを共に喜び分かち合うことができるでしょう。

 

強い信頼を唄う花言葉「あなたを信じて待つ」

開花時期はまだ寒さの厳しい2月から、春まっさかりとなる5月と、季節の移り変わりと共に花開き、じっと春を待つお花ともいえるアネモネは、春のガーデニングには欠かせない花です。

その中でも紫色のアネモネの花言葉は、「あなたを信じて待つ」です。

ほんのり春の温かさも含んだ紫の花色が、これから来る春をイメージさせることから付けられたのではないでしょうか。

また、フランスでは「やさしい春の風を辛抱して待望する」という花言葉もあるそうです。

大切な人の旅立ちには、紫のアネモネの花を贈ってみてはいかがでしょうか。

仕事の都合で遠くに引っ越すことになってしまった友人や恋人、長期に渡る海外出張の出発の時にも・・紫のアネモネの花を贈れば、とても印象深い別れの時を刻むことができるでしょう。

「どんなに離れてしまっても、心はいつも近くにあるよ。ずっとずっとあなたを信じて待っています。」そんなあなたの強いメッセージをアネモネの花言葉に託した、素敵なプレゼントになります。

お花を受け取った人もきっと、あなたとの強い絆を感じることができるでしょう。

 

辛い恋心をいたわる花言葉「恋の苦しみ」

可愛らしいのに、なぜか儚い印象を受けるアネモネの花から感じることはありませんか。アネモネの花は、その花姿にふさわしく「儚い恋」「恋の苦しみ」といった花言葉を持っています。

アネモネの花がこんなにも儚く見えるのは、アネモネこんな神話を背負っているからかもしれません。

風に揺れる美しい花々の女神フローラと、風の神ゼビュロスの2人は仲むつまじい恋人同士でした。

ところがある日、風の神ゼビュロスは、女神フローラに仕える侍女のアネモネと恋に落ちてしまったのです。

そのことに気がついた女神フローラは、アネモネを追放してしまいました。

そして風の神セビュロスは、女神フローラとの平和を取り戻すため、アネモネを花に変えてしまったそうです。

このギリシャ神話からアネモネには、「儚い恋」「恋の苦しみ」といった花言葉が付けられたと言われています。

辛い恋をして悩んでいる友人、儚い恋の終わりを迎えてしまった友人にはアネモネの花を贈ってみてはいかがでしょうか。

辛い恋をしている人を慰めたい、そんな瞬間にどんな声をかけるべきか悩むことも多いでしょう。「大丈夫だよ」と言うことはできず、「すぐに次の恋ができるよ」と言うのも何か違う気がします。

そんな時はアネモネの花言葉と共に神話も添えて贈れば、辛い恋をしたことのあるアネモネの花だからこそ、苦しい心の全てに寄り添い、恋で出来た深い傷口を慰めてくれることでしょう。

 

まとめ

アネモネの花言葉|愛の伝説を抱えて唄う5つのメッセージ

 

・ドラマチックな愛を唄う花言葉「君を愛す」

・命の誕生を唄う花言葉「待望」

・未来を唄う花言葉「期待・希望」

・強い信頼を唄う花言葉「あなたを信じて待つ」

・辛い恋心をいたわる花言葉「恋の苦しみ」

 

ちなみに、アネモネはとても品種改良が進んでおり、種類が多いことも特徴です。

花の咲き方にも一重咲きや八重咲きがあったり、切花用の背の高い品種から、鉢植え用の背の低い品種まで様々な花姿があったりと、自分の好みに合ったアネモネの花を選ぶ楽しみもあります。

春風に揺られて可憐に咲き誇るアネモネの花をじっと眺めていると、ギリシャ神話の時代にタイムスリップできそうですね。儚いアネモネの伝説と共に、あなたの気持ちを伝えるプレゼントをして下さい。

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