凶夢か吉夢か…夢占いで潜在意識からのメッセージを知ろう!

ウォーキングの健康効果と、正しい歩き方と痩せるコツ

筋トレ

ジョギングや筋トレなどハードな運動は苦手という人でもすぐに手軽に始められ、体にやさしい有酸素運動として、「ウォーキング」が注目されています。

ただ歩くだけでなく、季節によって移り変わる景色を眺めたり、仲間とおしゃべりを楽しんだりといった、スポーツとは別の喜びが得られるのもウォーキングの魅力です。

内閣府が行った調査によると、ウォーキングをしたことのある人の割合は年々増え続け、今や2人に1人がウォーキング経験者と言われ、若い世代からお年寄りまで、健康維持やダイエットのために、毎朝歩いている人は多くいます。

ですが、そもそもウォーキングにはどんな効果があるのでしょうか?

そこでこの記事では、ウォーキングに隠された嬉しい健康効果と、効果を最大に引き出すための正しい歩き方や、痩せるコツをお伝えします。

せっかく歩くなら正しい知識を身につけ、ウォーキングを楽しみませんか?

 

ウォーキングの健康効果と、正しい歩き方と痩せるコツ

ウォーキングの嬉しい効果15選

痩せることができる

ウォーキングは血中に酸素が十分に行きわたる「有酸素運動」のため、しっかり酸素を取り込みながら歩くことで、脂肪をエネルギーとして燃焼させ、痩せることにつながります。

ウォーキングで消費できるカロリーの目安としては、15分間早めのスピードでウォーキングしたとして、約「体重(キロ)×1.1」カロリーとされています。

なので、体重が重い人ほど高いダイエット効果を期待することができるでしょう。

15分間早めのスピードでウォーキングすると

・体重40kgの人の場合、約44kcal消費
・体重50kgの人の場合、約55kcal消費
・体重70kgの人の場合、約77kcal消費

さらに、ウォーキングは脂肪を燃焼させるだけではなく、基礎代謝量をアップする効果もあります。

基礎代謝量とは、呼吸や心臓の動き、体温維持などの生命維持に使われる必要最低限のエネルギーのことで、1日の7割のエネルギー消費がこの基礎代謝によって使われています。

つまり、基礎代謝量を上げるだけで痩せやすい体質になることができるのですが、ウォーキングによって体の多くの部位を占める足の筋肉量が増え、結果的に基礎代謝が多く消費される体質になります。

そのため、ウォーキングを習慣化している人は、「じっとしているときでも脂肪を燃焼する」という、何ともうれしい体質に変わっている場合が多くあります。

 

筋力の低下を防ぐ

ウォーキングが年輩の方に人気な理由として、ランニングのように多くの体力を消費せず、負担が少ない運動で、筋力をつけることがきる点です。

特に、大きな筋肉が集まる下半身を動かすので、足腰が弱まりがちな高齢者にはオススメの運動です。

 

骨を丈夫にする

ウォーキングには骨を強くする効果もあります。

骨量が減って骨がスカスカの状態になり、痛みや骨折と引き起こす「骨粗しょう症」の患者は、日本に約1,000万人いるとされています。

骨量は20歳頃をピークに徐々に減少していくので、年をとっても減らさないように強化することが大切です。

骨は適度な刺激を与えることで強くなるのですが、ゆっくり動くウォーキングは、過度な負荷をかけずに骨を強化することができます。

また、ウォーキングで血流がよくなることで、カルシウムやミネラル、ビタミンといった骨の形成に必要な栄養が、血管を通ってきちんと供給される効果も期待できるでしょう。

さらに、ウォーキングで日光に当たると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で作られ、骨の形成をサポートしてくれます。

 

肌がきれいになる

ウォーキングを日課にすることで、肌をきれいにすることができます。

加齢とともに基礎代謝が衰えると、ターンオーバーの周期が乱れたり、古い角質がはがれ落ちずにくすんで見えたり、メラニン色素が肌の内部に残ってシミの原因になったりと、いわゆる「年齢肌」の状態になってしまいます。

ウォーキングを続けることで、基礎代謝を高めてターンオーバーを正常に整え、血流が良くなることで、血液を通じて肌に栄養が行きわたりやすくなります。

他にも、汗とともに肌に溜まった老廃物も排出されるので、ニキビなどの肌トラブルにも効果的です。

また、ホルモンの分泌も活発になるので、適度な皮脂も出るようになり、皮脂が紫外線やホコリといった外的ストレスから肌を守りツヤツヤの状態をキープしてくれるでしょう。

ただし、お肌の天敵である紫外線には注意して、日焼け止めなどのケアは忘れないようにしてください。

 

疲れにくい体になる

ウォーキングを続けることで、肺を動かしている胸郭と横隔膜の筋肉が鍛えられ、酸素を効率的にたくさん取り込めるようになります。

また、心肺機能が強化されると、持久力が鍛えられるため、疲れにくい体を作ることができます。

 

冷え性やむくみが改善できる

ウォーキングには、血流がよくなる効果もあります。

私たちの体内では、心臓から送り出された血液が動脈を通って全身を巡り、それぞれの臓器や細胞に栄養を送り届けています。

古い血液は静脈を通って心臓に戻り、最終的に老廃物として処理されるのですが、遠い足の末端まで巡った血液は、重力に逆らって足から心臓まで「上って」こなければなりません。

このとき、血液を心臓に運ぶポンプの役目を果たすのが、ふくらはぎの筋肉です。

ウォーキングをすることで、このふくらはぎが鍛えられポンプ機能が高まるため、末端の血液も心臓まで楽に戻れるようになり、全身に血液がスムーズに流れるようになるので、冷えやむくみの解消や、免疫力アップにもつながります。

 

扁平足を予防・改善する

特に女性に多い偏平足は、足に合わない靴を履き、足裏の筋肉が衰えることが原因で起こります。

扁平足になると、歩くときのバランスが取りづらくなり、体全体に不自然な負荷がかかって、歪みや痛みを引き起こすこともあります。

改善のためにまずは、自分の足に合った靴を履くことが最優先ですが、ウォーキングで5本の足指をしっかり動かして歩くことで、足裏の筋肉が鍛えられ、扁平足の改善が期待できます。

また、現代人の多くが、かかと側に重心が偏り足指が地面に着かない「浮き指」の状態だと言われ、足型をとってみると、5本の足指すべてが写らないという人もまれではありません。

浮き指は、足裏の筋肉が衰えるために引き起こされるのですが、体のバランスがとりづらく、体重を上手に支えることができないので、ひざ痛や腰痛、高齢者では転倒にもつながり危険です。

しっかりと地面に足をつけ、指先で蹴り上げるように歩くウォーキングを行うことで、足の指の筋肉が強化され、浮き指も予防と改善が期待できます。

 

血圧を安定させる

ウォーキングには血圧を正常にする効果もあります。

習慣的に歩くことで、血液が全身をスムーズに流れる体に変わり、血流の循環が良い人ほど血圧が下がりやすくなります。

厚生労働省による調査でも、「歩数が多いほど最高血圧、最低血圧ともに低くなる」という結果がありました。

血圧が高めでランニングなどの負担が大きな運動は避けたい人にとっては、うれしい効果ですね。

 

大腸がんを予防する

ウォーキングが大腸がんを予防する効果があることもわかっています。

ワシントン大学の医学部の研究では、週に2時間ほどのウォーキングをした人は、しなかった人に比べて大腸がんの発症リスクが31%低く、週に4時間以上のウォーキングまたはジョギングなどの運動をしていた人は、週に1時間以下の人に比べ44%低かったという結果があります。

歩くことで新陳代謝がよくなり、老廃物が腸内にとどまらないことや、免疫力が強化されることが、その理由と考えられています。

 

善玉コレステロールが増える

動脈硬化を予防し、脳梗塞や心筋梗塞の発症を抑えてくれる善玉コレステロールは、ウォーキングなどの有酸素運動をすることで、増やすことができます。

目安として、1回あたり30分以上、1週間に900キロカロリー以上の運動を行うと、血中の善玉コレステロールの濃度が高くなるとされ、厚生労働省の「エクササイズガイド」では、早足のウォーキングを1日1時間行えば、体重60kgの人で1週間に約1400キロカロリー消費されるとされます。

ちなみに、悪玉コレステロールは運動では減りませんが、善玉コレステロールを増やすことで悪玉は回収される傾向にあるので、有酸素運動を積極的に行い善玉を増やすことを心がければよいでしょう。

 

リラックスできる

ウォーキングが与える嬉しい効果は体だけではありません。心にも良い影響を与えることがわかっています。

歩いているときは、平常時よりも30〜50%も多く酸素が脳に行きわたるのですが、脳にたくさんの酸素が取り込まれることでβ-エンドルフィンやドーパミンといった快楽物質が脳内に分泌されます。

この快楽物質が脳内に分泌されると、心地よいリラックスした気分になり、ストレスを解消してくれる効果があります。

ちなみにこの快楽物質は20分程度歩き続けることで分泌され、β-エンドルフィンの効果は3〜5時間ほど続くと言われています。

気分が沈みがちのときや、わけもなくイライラしてしまうときには、ぜひウォーキングに出かけてリラックスしましょう。

 

うつ病を予防する

快楽物質以外にも、ウォーキングを5分以上続けると、セロトニンという神経物質が分泌されます。

セロトニンとは、ウォーキングやランニングなどの一定のリズムで動く運動をすることで分泌されやすくなるのですが、セロトニンの欠乏は、うつ病や不眠症の原因の一つに挙げられ、心の健康には欠かせない物質です。

日頃からウォーキングでセロトニンの働きを鍛えておけば、ストレスへの耐性が強くなり、うつ病にかかりにくくなると言えるでしょう。

また、セロトニンは朝日を浴びることでも活性化するため、太陽の光を浴びながらの早朝ウォーキングは効果を倍増してくれるのでおすすめです。

 

自律神経の働きを整える

ウォーキングは、交感神経と副交感神経を刺激して、生活リズムを整える手助けもしてくれます。

交感神経とは、主に活動しているときや緊張しているときに働くもので、副交感神経とは、睡眠時やリラックスしているときに働くものです。

通常は、交感神経は昼間に働き、副交感神経は夜間に働いて、体の生活リズムを保っています。

しかし、現代社会では、交感神経ばかりが働いてしまい、副交感神経が十分に働いていない、またはその逆の症状を抱える、自律神経失調症の人が国民の5%以上いるとも言われています。

自律神経失調症になると、緊張状態で血管が収縮し、血流が滞って酸素や栄養が全身に行きわたらない、疲労物質や老廃物が排出されない、うつ病、不眠症など、多くの不調を招く原因となります。

ウォーキングは、この自律神経失調症を改善に大きな効果があるのですが、その一つの理由が呼吸です。

呼吸は、自律神経のコントロールにもっとも適していると言われ、深い呼吸によって血管が開き血流が増え、筋肉がやわらぐことで体がリラックスするため、結果的に副交感神経が刺激されるのです。

負荷の高い運動では自分の呼吸を意識するのは難しいものですが、ウォーキングは副交感神経を高める深い呼吸ができる、適度な強度の運動になります。

 

足裏のツボが刺激される

体重を足の裏に乗せて歩くウォーキングは、足裏のツボを刺激してくれるので、体のさまざまな不調を改善してくれる効果があります。

足裏には60〜70ほどの非常に多くのツボが存在し、重要な臓器にも通じるものもあることから、体の地図帳と言われることもあります。

それらが全体的に刺激されることは少なからず、体調に良い影響を与えてくれるでしょう。

 

記憶力・創造力が高まる

ウォーキングには、記憶力や創造力を高まる効果があることが知られています。

歩くことで、記憶力に大きく関係する前頭葉が活発になり、さらに運動によって脳に多くの酸素が送られるため、脳の環境がリフレッシュされるため、創造性にも良い影響が与えられるためです。

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズも、何か重要な話をするときに「ウォーキング会議」というものを実践したり、新しいアイディアを生み出すときは、よく散歩していたというエピソードがあります。

2.ウォーキングの正しい歩き方

まずは正しい姿勢で立つ

誰にでも気軽に始められるのがウォーキングの良いところなので、そこまで堅苦しくフォームを考えることはありませんが、せっかくなら、ダイエットや健康効果が少しでも高まる歩き方をしてみましょう。

まずは、実際に歩く前に、正しい姿勢で立つところから始めてみてください。

正しい立ち姿はウォーキングの基本です。悪い姿勢で歩き続けると、背骨がゆがんだり、足腰を傷めたりする可能性もあります。

以下のポイントを意識しながら、「気をつけ」の姿勢でまっすぐ立ってみましょう。

・あごを軽く引く
・目線は足元ではなく15メートルほど前を見る
・背筋はまっすぐに伸ばし、左右の肩の高さをそろえる
・お尻とお腹の筋肉をきゅっと引き締める

コツは、頭のてっぺんを糸でつられているようにイメージすることです。

 

足の運びと腕振りのコツ

次は、実際に歩くときのフォームについてです。

足は、かかとから着地し、つま先へ向けて重心を移動していき、最後は親指の付け根から力強く蹴り出すように足を地面から離します。

腕は、前後に大きく振りましょう。腕を大きく振ることで推進力が生まれ、大股で力強く歩けるようになります。

このときのポイントは、前より後ろに大きく振るように意識することです。

人は、無意識に前方へ大きく腕を振りがちですが、前に振っても前後のバランスが崩れて、上手く歩くことができません。

少しだけ後ろへ大きく腕を振るように意識すると、ちょうど前後の腕の振りの大きさが等しくなり、効果的に歩くことができます。

 

クセのある歩き方は直す

誰しも歩き方にはクセがあるものですが、あまりにクセの強い歩き方は、続けていると疲れやケガの原因になります。

極端に悪いクセは、できるだけ直していきましょう。特に、こんなクセのある人は注意してください。

猫背

ひどい猫背は肩こりや腰痛などの一因になります。

肩を後ろにそらし、胸を開くように心がけましょう。

歩幅が狭い

狭い歩幅でちょこちょこ歩くとひざが伸びきらず、疲れがたまりやすいので長距離を歩くことができません。

歩幅が極端に狭い人、ウォーキングで疲れやすいと感じる人は、今より大股で歩くようにしてみてください。

横に大きく揺れている

体を左右に大きく揺すって歩く人は、下半身の筋力が弱く、腰が安定していない可能性があります。

続けるとO脚の原因になることも。1本の線の上を歩くように意識するなどして、横揺れを小さくしてみましょう。

上下に大きく揺れている

ひょこひょこと飛び跳ねて歩いているように見える歩き方で、距離がかせげない上に、余計なエネルギーを使うので疲れやすくなります。

頭を上下させすぎないように意識して歩くとよいでしょう。

 

自分に合った歩幅で歩く

基本的に歩幅は大きく、歩く速度は速いほうが運動としては効果的ですが、「自分の適正な歩幅ってどのくらいなのか」気になる人もいるでしょう。

ウォーキングの歩幅は年齢につれて小さくなり、足の長さなども個人差があるので一概には決められていません。

ただし、一般的には「身長−100cm」が標準の歩幅とされています。たとえば身長165cmの人の場合は「165cm−100=65cm」が標準の歩幅です。

ふだん歩き慣れていない人にとっては、思っていたより広いと感じる歩幅かもしれません。

あくまで目安と考え、最初は無理せず、できる範囲からスタートしてみてください。

 

きつすぎず、ゆったりすぎないペースで

有酸素運動としてダイエットを目的にウォーキングを行うなら、「あまりに早すぎず、かと言って遅すぎず」というペースが最適です。

ペース的には、時速3〜5km、1kmを15分程度(時速4kmほど)で歩くことを目安にしてみましょう。

だいたい、「ちょっと息が上がる早歩き」になると思います。

ただし注意点として、時速5kmを超えて「ゼイゼイ」と激しく息が切れる状態になると、今度は逆に無酸素運動の領域に入っていってしまうとされます。

無酸素運動には筋肉量を増加させて基礎代謝を上げるなどのメリットがありますが、脂肪燃焼を目的とするなら、軽く息が上がる程度の速度にとどめ、有酸素運動を行いましょう。

また、ダイエット目的の場合、脂肪燃焼は20分前後歩いた頃から始まるので、20分以上止まらずに歩くと効果的です。

3.ウォーキングの効果を最大に高めるコツ

歩く時間は朝か夜は寝る2時間前までがオススメ

ウォーキングに最適の時間帯は、基本的に1日中どの時間帯に行っても効果が期待できますが、特にオススメなのは朝食前か夕食後です。

朝の朝食前ににウォーキングすると、空腹状態のため、脂肪がエネルギーとして消費されるまでの時間が早く、代謝アップの効果が大きくなるので、やせたい人や太りにくい体質になりたい人に向いています。

また、朝のウォーキングは、自律神経を整えて不眠などを解消したい人にもオススメです。

太陽の光を浴びてウォーキングすることで体内時計がリセットされ、体のリズムを正常にすることができます。

逆に、脂肪は寝ているあいだに蓄積されるので、その日に摂取した余分なカロリーを夜のウォーキングで消費して、脂肪をためにくくするのも手です。

また、夜にウォーキングで酸素をたくさん血中に取り込むと、睡眠中の肌の新陳代謝も活発になり、翌朝のお肌プルプルにな効果が期待できます。

ただし、夜にウォーキングをするときは、遅くなりすぎないように注意し、就寝の2時間前までには歩き終えるようにしましょう。

就寝直前のウォーキングは、交感神経が活発になりすぎてリラックスできず、不眠につながる恐れがあります。

 

前後のストレッチが大切

ウォーキングの前後には、ケガや筋肉痛を予防するためにストレッチを行いましょう。

ウォーキング前の準備運動に比べ、歩き終えた後のクールダウンは軽視されがちです。

しかし、緊張した筋肉をほぐすことで、筋肉痛や疲労を残さず回復を早めることができるので、ウォーキング後にもストレッチをしましょう。

下記のような、体育の授業の前後にしていた程度のもので十分なので、実践してみてください。

伸脚

片方の足のひざを曲げながら、もう一方の足を伸ばす動作です。

浅めの伸脚では太ももが、深く腰を落とすとふくらはぎまでストレッチすることができます。

屈伸

ひざを回した後、ひざを前に曲げて屈伸運動をします。ふくらはぎや太もものストレッチになります。

アキレス腱を伸ばす

一方の脚を後ろに引いて、前の足の太ももに手を置き、アキレス腱を伸ばします。足を替えて左右どちらも行いましょう。

足首、手首回し

歩くときは足首を使うので、よく動かしておきます。立ったまま、つま先を床に付けて右回し、左回しと10回ずつくらい、両足交互に行います。

手首は両手を合わせて組んだ状態でゆっくりと回しましょう。

背伸び

ウォーキングでは腕を振ることが重要なので、デスクワークなどで固まりがちな肩をしっかり伸ばしておきましょう。

体を回す

こちらも、仕事などで凝り固まった体をほぐし、左右のバランスをととのえる動作です。

肩幅よりも少し広めに足を開き、腕の力を抜いてダラーンと立ちます。

そのまま、左右交互に体を2回ずつ回しましょう。

 

水分補給を欠かさずに

基本的なことですが、ウォーキングをするにあたっては、こまめに水分補給をしましょう。

「息が少し上がる程度」の速さで歩いてしばらくたつと、じんわり汗が出てきます。

体から老廃物が出ていき、デトックスになっている証拠ですが、同時に体にとって大切な水分やミネラルも失われているのです。

このときに水分補給をせずに無理して歩き続けると、脱水症や熱中症を引き起こす危険があるので、15〜20分くらいの間隔を目安に、「喉が渇いたな」と思ったら迷わず水分をとりましょう。

また、ウォーキングの30分前くらいにも水分を飲んでおくとさらに良いでしょう。水分をとることで血流もよくなり、翌日の筋肉痛も軽減されます。

ただし、毎回甘いスポーツドリンクを飲んでいると、消費カロリーよりも多く糖質をとることになり、逆に太ってしまうリスクもあるので、甘さ控えめのものや、ミネラルの入った水や麦茶などを選ぶようにしましょう。

 

足に合った靴を選ぼう

先述しましたが、フォームはかかとから着地して体重移動し、最後はつま先から蹴り出すのが理想的です。

ただ、いざ歩いてみると、これを意識するのはなかなか難しいという方もいるでしょう。

軽く顎を引いて、目線はやや遠くを見ながら、背筋は伸ばして腕は気持ち後ろへ大きく振って、そのうえ足もと、いろいろ考えながら歩いていては、頭がこんがらがって手と足が一緒に出てしまうはずです。

そんな方は、自分にあった靴を選んでみてください。自然と良いフォームに近づくことができます。

今は、各スポーツメーカーからさまざまなウォーキングシューズが出ていますが、その多くが体重移動を考えた構造になっていて、着地時の衝撃を吸収するクッション性にすぐれ、そのうえ長く歩いても疲れにくい作りになっています。

また、足だけでなく、膝や腰への負担も減らす構造にもなっているため、自分にあったシューズを選ぶことは、怪我予防にも効果的です。

ウォーキングシューズを選ぶ際に、ぜひチェックしたいポイントはこの4つです。

ひも靴であること

基本的に「ウォーキングシューズ」と名の付くものは、ひもで結ぶタイプがほとんどですが、この「ひも」で締める靴であることは非常に重要です。

まず、靴を自分の足にぴったりフィットさせるためには、ひもで調節することが不可欠です。

人の足の形や大きさは千差万別で、本来は23cm、23.5cm…などと0.5cm程度の刻みで区別できるものではありません。

左右で形やサイズが違うことも多く、実は両足ともジャストフィットする靴をはいている人は少ないのです。

他にも、足のサイズは時間帯や体調によっても変化したりもします。

そんな、「微妙に足に合っていない靴」を自分サイズにフィットしてくれるのが、「ひも」なのです。

ひものおかげで、自分の足の形に合わせて、足の甲でサイズ感を調整することが可能になります。

また、ひもで靴を足にフィットさせることは、扁平足の予防にもつながります。

扁平足が進んでくると、どうしても幅広の靴を選んでしまいますが、「楽だから」とこれを続けていると、どんどん足が平たくなり横に広がってしまい、最終的にはどんなに幅広の靴もはけない事態になってしまいます。

それを避けるには、足の甲を適度にひもで固定し、足を高さのある「本来の形」に近づけてあげることが大切なのです。

体重移動しやすい作りであること

ランニングシューズをウォーキングに使っている人もいますが、走るのと歩くのとでは、着地から蹴り出しまでの体重移動がまったく違います。

足の外側を体重移動するランニングに対し、ウォーキングは足の中心部をまっすぐに体重移動し、しかもランニングよりも足裏の接地面積が大きいのが特徴です。

なので、できればウォーキング用に体重移動が考えられた設計の靴を選ぶべきです。

メーカーによって多少の違いはありますが、「ウォーキングシューズ」として売られているものなら、足裏に体重移動しやすい工夫が施されているはずです。

さらに体重移動を補助する機能があれば、フォームをあまり意識しなくても、靴が導くのに従ってまっすぐに足を下ろすだけで正しい歩き方を実践することができます。

衝撃をやわらげるクッション性があること

ウォーキングシューズは、靴底に適度なクッション性と衝撃吸収性があるシューズを選びましょう。

ウォーキング時は、着地時に足にかかる衝撃は体重の約1.5倍もあると言われています。

そのため、衝撃吸収機能のない靴で歩き続けると、かかとやひざ、腰などに負担がかかり、痛みの原因になってしまいます。

ただし、クッション性が高くても靴底がやわらかすぎる靴では、着地した際に足が安定せず、ぐらついてしまうこともあります。

適度にクッション性があり、なおかつ足をしっかり支えてくれる靴がオススメです。

靴の中で指が動かせること

足の筋肉を鍛え、力強い歩きを実現するためには、足の指を使うことが非常に大切になります。

しっかりと指先でステップを踏み出すために、足の指が靴の中でも動かせるものを選びましょう。

どんなにいい機能がある靴でも、つま先が締め付けられて足指が動かせないようでは、足が衰えてしまいます。

また、ウォーキングのときはもちろんですが、普段から足指がしっかり動かせる靴を選び、足裏の筋肉を鍛えて浮き指を予防しましょう。

 

ウォーキングを楽しもう

ウォーキングは、続けることが肝心です。

普段あまり運動しない人だと、なかなか習慣にしづらいかもしれませんが、モチベーションを保つために、ちょっとした工夫をしてみてください。

ダイエットが目的なら、やせてきれいになった自分の姿を想像することで、やる気をアップさせます。

他にも、景色のいい道を歩いたり、ウキウキするような場所をゴール地点に決めたりして、好きな音楽でノリノリになってみたり、楽しみを作るのも手です。

歩数や消費カロリーを記録できるアプリを使って、はげみにするのもいいですね。

また、ウォーキングが義務になってしまうと、ますますモチベーションが下がってしまうので、「今日はどうしても気分が進まない」というときは、無理に歩こうと考えないようにしましょう。

ウォーキングを楽しむ気持ちを忘れずに、無理なく続けるコツを、あなたなりに探してみてください。

まとめ

ウォーキングの健康効果と、正しい歩き方と痩せるコツ

 

ウォーキングの嬉しい効果15選

・痩せることができる

・筋力の低下を防ぐ

・骨を丈夫にする

・肌がきれいになる

・疲れにくい体になる

・冷え性やむくみが改善できる

・扁平足を予防・改善する

・血圧を安定させる

・大腸がんを予防する

・善玉コレステロールが増える

・リラックスできる

・うつ病を予防する

・自律神経の働きを整える

・足裏のツボが刺激される

・記憶力・創造力が高まる

ウォーキングの正しい歩き方

・まずは正しい姿勢で立つ

・足の運びと腕振りのコツ

・クセのある歩き方は直す

・自分に合った歩幅で歩く

・きつすぎず、ゆったりすぎないペースで

ウォーキングの効果を最大に高めるコツ

・歩く時間は朝か夜は寝る2時間前までがオススメ

・前後のストレッチが大切

・水分補給を欠かさずに

・足に合った靴を選ぼう

・ウォーキングを楽しもう

靴さえあれば始められるウォーキングですが、知れば知るほど奥が深いものです。

正しい知識と少しのコツを身につけて、ますます楽しいウォーキングライフを送ってください!

コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。

タイトルとURLをコピーしました