自己実現とは、人生に目的や目標を持って、その実現の為に努力し成し遂げること。
人間誰もが「夢」や「目標」を持っていますが、それを叶え、達成するのは容易いことではありません。また、傍から見ると成功を収めているように見えても、当の本人は物足りなさを感じている、そんなこともあります。
では、自己実現を達成するためには何が必要なのでしょうか?
そこで今回紹介するのは「自己実現を達成した人の共通した特徴」です。自己実現した先人の特徴と現在の自分を照らし合わせて、自分の棚卸をしてみる、そして究極の人生を送るヒントにしてみてください。
自己実現を達成した人の特徴!よりよい人生を送ろう!
1:現実を効果的にとらえ、あいまいさに耐えることができる
自己実現を達成した人は、自己実現につながる成功や失敗のプロセスをいくつも経験しています。
そして、現状が停滞しているのか、それとも僅かながらでも進行しているのか、見た目は停滞した状態でも変化するエネルギーに溢れているのか、まだそれが足りないのかそれを見極める力を身につけているのです。
つまり、物事にはあいまいな時期があることを知っているのです。
ですから、あいまいな状態に身を置いても、じれたりする事もなく見守ったり変化の兆しを見逃さず、すぐに次の手が打てるように準備をするだけの余裕があるのです。
2:自分や他者を、あるがままに受容できる
自己実現は決して一人で成し遂げられるものではありません。どこかで他の人の協力が必要になります。
自己実現を成し遂げた人は、他者を自分の望む(好む)色に変えていくエネルギーより、あるがままを受け入れて必要な時に必要な人を、まるでパズルのピースでもくみ上げていくように活用していきます。
その為には、パズルのピースを数多く集めなくてはいけません。(人脈活用)
また、その考え方は自分にも向けられ無理な背伸びをしないようにしています。手元に無いものでは勝負が出来ないことを知っているのです。
その事を知っているからこそ常に自分と向合い自分のスキルを棚卸し、自分の手元に何が無いのか、何が必要か、どう手に入れるかが分かってくるのです。
3:思考や行動が自発的である
自己実現を成し遂げた人は自発的に行動することに慣れています。自発的に行動しますがその行動に規範やルールが存在しないわけではありません。
規範やルールすら自発的に設けているのです。それは、モットーとか座右の銘とかに表現されてきます。
また行動のみならず、思考も自発的です。思考の自発性は人脈を形成していく過程の人と人とのコミュニケーションに裏打ちされ、培われてきたものです。
そして、本や人と直接会って得た知識も大切にしています。それらを駆使して自分の思考を常に刺激し固着させず、自分の思考の幅を広げる方法を体得し活用しているのです。
4:自己中心的であるよりも、むしろ問題中心的である
自己実現を達成した人は、ある程度の自分の考え方を持っていますが、常に人の話を聴く用意も出来ています。その際には、自分の主張を一旦横においてその人の考えを受け入れてみることが出来ます。
時には行動に移してみて試し、自分に似合うスタイルなのかの検証も行います。物事に自分中心であたることより、更に多面的に物事へ取り組める環境を作ることができるのです。
その方が問題解決に対してスピーディで、より多くの問題解決に取り組めるシステムが構築できるからです。
そのシステムが構築できると、問題自体が自分を成長させてくれる1つのカテゴリであると考えられるようになります。自己実現を達成した人は、問題すら成長要素であると知っているのです。
5:ユーモアのセンスがある
自己実現を達成した人はユーモアを可笑しさに求めるのではなく、そのプロセスやロジック・伏線(種や仕掛け)に面白さを求めます。
ユーモアを笑いの箇所だけでなく全体的に捕らえるのです。ですから、大笑いする笑いというのではなく思わず感心する仕掛けなどに微笑するという感じです。
また、自己実現を達成した人のユーモアのセンスは、どこか哲学的で、吸収力あれるものになります。
ものの見方や表現のしかたに多種多様性を求め「自分も何かに引用してやろう」「このユーモアロジックを自分のものにしてやろう」という心構えで聞いているからでしょう。
6:非常に創造的である
自己実現を達成した人の創造性にも特徴があります。天才的で、どこか一部に秀でた人の突出した感性や創造性ではなく、長年培われた感性からバランスよく出現したという感じがします。
また、不完全なモノでも仲間とのディスカッションの叩き台になれば、方向性や概念を投げ掛ければ形になっていくだろう。という気持ちで発言をするので肩に力が入っていませんし、否定や修正に慣れているので躊躇いもありません。
それは、否定すら自身の創造性をかき立てる思考への養分とさえ思っている節があります。時には子供のように、時には大人のように柔軟でしなやかな創造的思考を持ち合わせているのです。
7:無理に型を破ろうとはしていないが、文化に順応させようとする力には抵抗する
自己実現を達成した人は、文化の本質を人類が自らの手で築き上げてきた営みの総体であると理解しています。
また、文化は伝承と異文化との交流によって学習し発展していくものということも感覚で分かっています。
ですから、文化をより人間的にとらえ、無理に押し付けようとする力には「文化は押し付けられるものではなく自らも参画し築き上げるもの」という認識から抗い、伝承に文化の精神的所産という成果を感じているのでそれを無理に破壊する事はないのです。
8:人類の幸福には関心がある
自己実現を達成した人は、自己実現は自己の力のみならず他の人の力がはたらいている事を理解しています。
その相互作用を理解しているので「人は支え合うもの」という概念を持つています。
つまり、自分の幸福は他の人の幸福なくして成り立たないと認識しているのです。だからこそ、人類の幸福に関心を持ち幸福の実現に尽力しようとします。
また、幸福を脅かす脅威に対しても敏感かつ目を背けることができません。
これは、幸福=平和が文化を維持・発展させるという7の文化に対する認識にも通ずるものがあります。
9:人生の基本的な経験に対して、深い理解を持つことができる
自己実現を達成した人は、経験を蔑ろにしません。経験を120%活用しつくすことを常に心がけています。
経験は人間の成長していくプロセスである事を理解しているのです。ですから苦い経験(失敗・挫折)からも目を背けずに対処していきます。
特筆すべき点はこの苦い経験の取り込み方でしょう。自己実現を達成した人は、瞬時に苦い経験を取り込む事ができるわけではありません。
苦い経験と時間の関係をよく知っているのです。苦い経験でも時間をかければ取り込める。それを知っているからこそ全ての経験を活かすことができるのです。
10:多くの人とよりは、むしろ少数の人と深く充実した人間関係を築いている
自己実現を達成した人は、人間関係の相互作用を理解しているからこそ、多くの人と全てにおいて深い共有・共感関係に至ることが難しいことを理解しています。
これは、人間関係そのものを否定しているのではありません。
人間関係にはいくつものフィールドがあって例えば文化的なフィールドでの共通認識は比較的容易ですが、フィールドが個々のコアな部分になればなるほどそれぞれの本質の違いが浮き彫りになってくることを認識しているからです。
また、その様な意識に到達している人も少ないので結果的に、少数の人と人間関係を築くことになってしまうのであって意識して少人数の人となどとは考えてもいません。
11:人生を客観的な見地からみることができる
自己実現を達成した人は、人間の精度を深めていく術を知っている人といえます。それは、自身の精神のあり方や文化への思い、経験へのアプローチ、現実への見方や考え方など様々な要因からなりたっています。
なかでも時間的間隔(あるいは感覚)を考慮せずに自己を振返ることを癖にして客観視をトレーニングしていく取組みが全てをつなぐ鍵であることを知っているのです。
まとめ
自己実現を達成した人の特徴!よりよい人生を送ろう!
1:現実を効果的にとらえ、あいまいさに耐えることができる
2:自分や他者を、あるがままに受容できる
3:思考や行動が自発的である
4:自己中心的であるよりも、むしろ問題中心的である
5:ユーモアのセンスがある
6:非常に創造的である
7:無理に型を破ろうとはしていないが、文化に順応させようとする力には抵抗する
8:人類の幸福には関心がある
9:人生の基本的な経験に対して、深い理解を持つことができる
10:多くの人とよりは、むしろ少数の人と深く充実した人間関係を築いている
11:人生を客観的な見地からみることができる
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