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司法統計でみる離婚の原因ランキングトップ10

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夫婦として、共に添い遂げると誓った結婚。しかし、いつの時代も離婚する夫婦は後を絶ちません。

そして、その離婚の原因については時代によって様々に変化をしてきました。

今回は、最高裁判所が開示している平成22年度司法統計のデータをもとにした、夫と妻、それぞれの立場から離婚の原因ランキング、トップ10をご紹介します。

(※夫もしくは妻の記載については、夫もしくは妻側の動機ということを意味しています。夫もしくは妻側が原因という事ではありません。)

 

司法統計でみる離婚の原因ランキングトップ10

第1位:性格が合わない(夫・妻共通)

夫側も妻側も離婚原因の1位は「性格が合わない」というものでした。

一緒に暮らしていく中で考え方が変化することもあれば、これまで見えなかった側面を知って相手との関係に溝ができてしまうこともあります。

また、具体的な理由に欠ける場合や体裁の悪い原因を「性格が合わない」に集約することも多く、そうしたものも含めて1位となっています。

なお、裁判等に発展した場合はただ単に「性格が合わない」という理由だけでは離婚は認められません。

夫婦関係を破綻させた重大な原因であり、修復する可能性がないことを証明する必要があります。

 

第2位:異性関係(夫)/暴力を振るう(妻)

いわゆる浮気や不倫などの性的関係の事実がある場合はもちろんですが、配偶者が別の異性に本気で心変わりをしてしまい、それがもとで夫婦関係が破綻するということもあり得ます。

配偶者の「異性関係」は夫・妻共に離婚原因として非常に一般的ですが、夫の方がより上位となりました。

一方、妻の動機として2位になった「暴力を振るう」、いわゆるDV(ドメスティック・バイオレンス)は、夫婦関係破たんの原因である以前に暴行、傷害などの犯罪行為にあたります。

最悪の場合、命の危険もあるわけですから離婚原因の上位にあがるのは当然だと言えますね。

なお、無事に離婚するためにも、まずは身の安全を確保することを優先させることが大切です。

 

第3位:家族親族との折り合いが悪い(夫)/生活費を渡さない(妻)

妻の動機としてはトップ10に入っていない「家族親族との折り合いが悪い」が夫の動機3位となりました。

一昔前は、「嫁VS姑」など妻と夫の家族との問題が注目されていましたが、近年では夫と妻家族との関係が問題になることが増加しているようです。

そして、妻側の「生活費を渡さない」という動機も、夫側のトップ10には含まれていませんでした。

近年では共働きの夫婦も増加していますが、やはり夫が家計を支えている場合が多いという事が伺えます。

あまりにもひどい状況の場合、経済的虐待としてDVの一種と見なされることもあります。

一方で、夫と同じようにしっかり働いているからこそ、家計に非協力的なことが許せず、夫婦の関係に修復不可能な亀裂が生じるという側面もあります。

 

第4位:異常性格(夫)/精神的に虐待する(妻)

夫の動機の「異常性格」とは、特定のものに対する常軌を逸した執着や極度のヒステリーなどで、酒乱などとは異なります。

夫婦として適切なコミュニケーションが困難な状況にまで陥ってしまえば離婚の原因になり得ます。

妻の動機となっている「精神的に虐待する」は、ひどい暴言や常識の範囲を超える束縛などで、いくら直接的な暴力がなく、また夫が家計を支えていたとしても虐待を受けている妻としてはDVと変わりません。

あまりにひどい場合はDVと同様に支援機関などを利用してまず避難することです。

 

第5位:精神的に虐待する(夫)/異性関係(妻)

DVというと夫から妻に対するイメージが強いかもしれませんが、夫の動機である「精神的に虐待する」は夫が受けるDVと言えるもので、直接的な暴力よりも多いです。

収入や容姿についての暴言、女性らしからぬ言葉づかいによる罵倒などです。

そして、妻の動機として「異性関係」は5位となりました。

妻の場合、継続性が無いと判断される1度や2度の浮気は我慢する場合が多いということかもしれません。

また、夫が家計を支えている場合は、経済的に離婚が難しいという事もあるでしょう。

もちろん、夫の浮気が許されるということではありません。一方、風俗やキャバクラ通いが許せないというケースもあります。

 

第6位:浪費する(夫・妻共通)

ギャンブルに入れ込む、遊興や趣味に散財する、贅沢品や洋服などを必要以上に購入するなど、夫あるいは妻でお金の使い道には様々ありますが、「浪費する」が夫、妻共に6位となりました。

どこからが浪費かということは、その家庭の経済状況などにもよるところがあるかもしれませんが、明らかに生活を圧迫しているようであれば、ギャンブルや遊興でなくても浪費ということになるでしょう。

また、浪費が癖のようになってしまうと、エスカレートして借金までしてしまうケースに発展することもあり得ます。

 

第7位:性的不調和(夫)/家庭を捨てて省みない(妻)

夫の動機としての「性的不調和」は、性交渉を妻から拒否されるという場合が一般的のようです。

性生活というものは、円満な夫婦の関係を続けていくためにとても重要なことであると考えられています。

夫婦として常識の範囲内での要求すらも拒否をされるというのは、離婚の理由になり得ることです。

しかし、だからといって無理やり性交渉に及ぶようなことは夫婦間であっても暴行にあたり、DVと判断されます。

妻の動機である「家庭を捨てて省みない」というのは、毎日飲んで帰って来る、子供の面倒を全くみない、仕事が出来ない理由がないのにしないなど、健全な結婚生活を続けることが困難だと思われる状況が当てはまります。

 

第8位:同居に応じない(夫)/異常性格(妻)

民法第753条に「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定められています。

浮気相手と暮らすなどの理由でなくとも、妻が一方的な理由で家出をして戻らないという状況は「同居に応じない」、つまり同居義務違反ということになるのです。

夫の動機では4位と上位だった「異常性格」が、妻の動機としては8位になりました。妻側の理由には、極度のマザコンなどの場合も含まれるようです。

また、発作的なヒステリーのような状態から、精神的虐待や暴力に発展してしまうこともあり、最終的な離婚の原因がDVとなる場合があります。

 

第9位:暴力を振るう(夫)/酒を飲み過ぎる(妻)

妻が夫に「暴力を振るう」という状況は想像しにくいかもしれませんが、引っ掻かれたり、物を投げつけられたりと、妻からのDVに悩む夫も少なからずいます。

キッチンから包丁が飛んでくる…ということもあるのです。

しかも、何かのはずみで逆に妻からDVだと言われかねないという懸念から、本気で抵抗もできないという事情もあります。

妻の動機である「酒を飲み過ぎる」は、毎日のように飲み歩いて泥酔して帰宅する、家庭内でも家計に負担を与えるほど飲む、飲んで荒れるなどのケースです。

また、酒乱は「異常性格」と同様、暴言や暴力にエスカレートすることも珍しくありません。

 

第10位:家庭を捨てて省みない(夫)/性的不調和(妻)

共働きが増え、「家庭を守るのは妻の役目」というようなことも昔ほど言われなくなりましたが、家事の一切を放棄する、遊びまわり子どもの世話を全くしないなど、お互い協力し合うという夫婦の基本原則に反するような状況は、「家庭を捨てて省みない」として離婚の理由となり得ます。

そして、妻の動機としての「性的不調和」は、3つの原因が存在します。

まず一つとして、夫から性交渉を求められる回数が多いということがあります。

もう一つには、女性の場合は子供を産める年齢には限界があるので、子供が早く欲しいという意図での積極的な要求を夫に拒まれる、ということがあります。

また、交渉時における夫の特異な性的嗜好を強要されたというケースもあるようです。

 

まとめ

司法統計でみる離婚の原因ランキングトップ10

 

第1位:性格が合わない(夫)/性格が合わない(妻)

第2位:異性関係(夫)/暴力を振るう(妻)

第3位:家族親族との折り合いが悪い(夫)/生活費を渡さない(妻)

第4位:異常性格(夫)/精神的に虐待する(妻)

第5位:精神的に虐待する(夫)/異性関係(妻)

第6位:浪費する(夫)/浪費する(妻)

第7位:性的不調和(夫)/家庭を捨てて省みない(妻)

第8位:同居に応じない(夫)/異常性格(妻)

第9位:暴力を振るう(夫)/酒を飲み過ぎる(妻)

第10位:家庭を捨てて省みない(夫)/性的不調和(妻)

 

離婚には様々な原因がありますが、結局は夫婦の間でお互いを思いやる気持ちを失くし、信頼関係が破綻してしまった、ということに集約されるようですね。

全く違う環境で暮らしてきた別々の人間同士が、夫婦として長い年月を一緒に暮らしていくのが結婚です。

このランキングを参考に、離婚という選択をしないための夫婦関係の在り方や、結婚するということについて、改めて考えてみてください。

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