人生、常に順風満帆であることはありえません。必ずどこかで「逆境」が訪れます。その逆境が訪れた時、どう対応するかでその人の真価が問われるのです。
逆境の訪れを考えた時、一発屋芸人を思い起こすことができるでしょう。彼らは順風満帆の状態から売れなくなり、逆境とも言える立場へと追い込まれてしまったわかりやすい事例でもあります。
一発屋芸人たちはどのようにして逆境を乗り越え生き抜いてきたのでしょうか。一発屋芸人から逆境を乗り越える方法を学びましょう。
ピンチはチャンス!逆境を乗り越えた一発屋芸能人たちから学べ!
原点に立ち返る
一発屋芸人と呼ばれている人たちは、少なくとも一度は成功しているわけです。逆境に陥っているとはいえ、成功したことを忘れるべきではありません。
「ルネッサーンス」のフレーズでおなじみの髭男爵は、逆境に陥った時でも自分たちのギャグ「ルネッサーンス」を捨てることなく磨いてきました。このギャグは髭男爵が他の芸人との差別化を図るために作り上げたものだったのです。
その甲斐あってか、2015年8月に行われた「一発屋オールスターズ選抜総選挙」では他を寄せ付けない圧倒的な支持によって優勝を勝ち取っています。
自分自身の成功の元となった原点を忘れずに立ち返ることによって逆境を乗り越えることができるでしょう。
自分自身をさらけ出す
今テレビでは引っ張りだこですが、かつて一発屋芸人として名を馳せた人物がいます。元猿岩石の有吉弘行です。
テレビ番組「電波少年」の企画によってブレイクした猿岩石はCDもミリオンセラーをたたき出すなど、大活躍しましたが、その後仕事がなくなり逆境に立たされてしまいました。
その後、長らく有吉は表舞台から姿を消します。その間、有吉は自分自身を見つめ直し、売れていた時の自分は周りにお膳立てしてもらっていただけだということに気づきます。そして、自分の特技である面白いあだ名をつけること、毒舌で人を笑わせることを活かし、再度ブレイクを果たしました。
逆境を乗り越えるためには、自分自身を見つめ直し、素直にさらけ出すことで乗り越えることができます。
逆境を認める
「一発屋」と呼ばれることを嫌う芸人はたくさんいますが、「ゲッツ」のギャグで一世を風靡したダンディ坂野は自分が一発屋であることを認めていました。
それを認めた上で仕事を見出していったのです。全くの無名ではそもそも仕事を取ることは難しいのですが、一発屋でもなんでも、知名度があれば仕事はあります。
かつてのプライドを引きずらず、自分自身が逆境にあることを認めた上でコツコツを仕事をこなしていったことで、ダンディ坂野は一発屋と呼ばれながら10年以上も仕事を続けることができています。
かつての栄光を引きずっている人は、今自分が逆境にあることはなかなか認めづらいものです。しかし、まずは自分が逆境にいることを認めなくちゃ、乗り越えるも何もありませんよね。
自分を支持してくれる人たちの中で生きる
テレビとは大衆メディアです。老若男女に一斉に情報を発信できるというメリットがあります。そのため、テレビは基本的には不特定多数の人に向けた媒体であり、ブレイクしている芸人というのは世間一般的に人気があるのです。
ところが、逆境状態に陥ると、これまでチヤホヤしていた世間の人から見向きもされなくなります。そんなとき、コアなファンにターゲットを絞って、その中で生きてきた芸人がいます。「そんなの関係ねぇ」でブレイクした小島よしおです。
海パン一丁でわかりやすいフレーズを唱える小島は子どもたちの人気が衰えませんでした。そのことから、子どもが集まる保育園などの営業を中心に行っているそうです。
逆境にいるときでも自分を支持してくれる人は本当に貴重な存在です。そういいう人を大切にすることで逆境を乗り越えられます。
活躍するステージを変える
「キレてないですよ」というフレーズとキレのあるダンスで人気を博した長州小力はテレビで大ブレイクを果たしました。長州小力はテレビの後は「西口プロレス」というお笑いとプロレスを合わせたエンターテイメントステージで活躍しています。
この西口プロレスは小力が生み出したステージでもありました。テレビというステージでは頭打ちとなりましたが、ステージを変えることで継続して活躍をすることができています。
逆境にあるのは環境が大きな要因かもしれません。活躍するステージを変えることで逆境を乗り越えることができます。そのステージを自分自身で作ることができたらなおさら素敵なことですね。
まとめ
ピンチはチャンス!逆境を乗り越えた一発屋芸能人たちから学べ!
・原点に立ち返る
・自分自身をさらけ出す
・逆境を認める
・自分を支持してくれる人たちの中で生きる
・活躍するステージを変える
逆境を乗り越える方法について、一発屋芸人の例を紹介しましたがいかがだったでしょうか。誰かに頼っていたり、誰かのせいにしていては逆境を乗り越えることはできません。
結局のところ、逆境を乗り越えるのは自分自身との戦いであり、発見でもあるのです。
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