結婚披露宴に欠かせないのが乾杯です。乾杯の挨拶が始まらない限り結婚披露宴は始まらないと言っても過言ではありません。
言わば、乾杯の挨拶は結婚披露宴のスタートの号砲と同じです。披露宴の一番初めに行われる乾杯の挨拶を任されたからには盛り上げたいと思うのが当然です。
しかし挨拶が長過ぎても参列者にうんざりされてしまうし、短すぎても何か素っ気ないものになってしまいます。披露宴を盛り上げる乾杯のフレーズをご紹介します。
頼まれても怖くない!結婚披露宴の「乾杯挨拶」を盛り上げるフレーズ
新郎新婦との関係性は?
乾杯の挨拶を行う際、必ず司会の方に自己紹介をしてもらうことになります。すると、「ただいまご紹介にあずかりました、新郎の友人の○○です。」というように司会からの紹介を受けてマイクの前に立つことになります。
その際に、短いフレーズですが、「新郎の友人の」というところを工夫すると盛り上がります。例えば、「新婦の旦那(つまり新郎)の友人の」「勝手に新郎の親友と思っている○○」「小学校からの腐れ縁の」など、仲の良さをアピールしつつ意外性のあるフレーズを盛り込むと良いでしょう。
「小学生のとき、新郎と仲良く骨折をしたことのある」など、自己紹介にエピソードを盛り込むのも良いかもしれません。
いきなり格言
少し難易度の高いテクニックをお伝えします。乾杯の挨拶の冒頭は多くの場合、「ただ今紹介に預かりました・・・」というのが常套句になっています。
そんな周囲の期待を裏切って、「シェイクスピアは言いました、結婚は○○であると」など、いきなり格言から入ってしまうと参加者は肩すかしをくらったようで、ぐっとあなたに注目します。
あなた自身が「お前がシェイクスピアって顔か?」と突っ込まれるようなキャラクターだとなお良いです。キャラクターと挨拶のギャップによって会場が温まるでしょう。
その後に「申し遅れましたが、新郎の友人の○○と申します」と挨拶はきちんとしておきましょう。
難しい言葉は使わない
乾杯の挨拶を行うときに決まって先輩や年長者に配慮するためのフレーズが含まれています。「僭越ではございますが」というのが挨拶の常套句です。
この「僭越」という言葉は若い人たちにとっては耳慣れないフレーズです。これを噛み砕いて表現することで、お堅い乾杯の挨拶から一歩脱却し、参加者を盛り上げることが出来ます。
例えば「若い私が、お集りの大先輩方を差し置いて乾杯の音頭を取らせていただくことは誠に恐縮ですが」「大変恐れ多いことですが」などの表現が出来るでしょう。自分が若いということを強調するフレーズを使うのも効果的です。
難しい言葉を使うとそれだけで場が堅くなりがちです。あえて噛み砕いた言葉を使うことで場を緊張させないようにすることができます。
おめでとうは何度言ってもよし
乾杯の挨拶時に「結婚おめでとう」「ご両家並びに親族の皆様、誠におめでとうございます」というフレーズがよく聞かれます。結婚披露宴とは本当におめでたい場です。
「おめでとう」という言葉は何度言っても言い過ぎということはありません。おめでとうが足りなくて盛り上がらないことはあったとしても、おめでとうが多すぎて盛り上がらないことはないでしょう。
お正月を思い出してください「おめでとうございます」を連発する芸人がなぜか受けていたりします。TPOなのでしょう。おめでたい席では全力で「おめでとう」を表現するのが効果的です。
乾杯の挨拶を盛り上げたいと考えているならば、出来るだけ「おめでとう」を挨拶の中に盛り込みましょう。
新郎新婦とのおもしろエピソード
会場の笑いを誘うならば、新郎新婦とのエピソードでしょう。会場をどかんと盛り上げるのであれば、いかにおもしろエピソードを加えられるかにかかっています。
このエピソードの部分は人によっては長くなりがちな箇所です。ここに時間を割いてしまうと、皆さんグラスを持つ手がプルプルと震えてきてしまうので注意です。
披露宴を盛り上げるためには、思い出のエピソードは1つにしぼり、簡潔に伝えるようにしましょう。わかりやすくインパクトの強いフレーズをエピソードの中に入れることが出来れば会場の空気を温めることができるでしょう。
勢いのあるはなむけの言葉
乾杯の発声の直前には「新郎新婦の末永いお幸せとご両家ならびにご列席の皆様のご多幸とご発展を祈念して・・」というようなフレーズがありますが、なんだか舌を噛んでしまいそうですね。
暗記するのも大変そうです。はなむけの言葉は自分自身の言葉で伝えることが一番です。「○○くん、○○さん、お二人の結婚を祝して」のようにシンプルでも伝われば問題ありません。
難しいテンプレートを話そうとして噛んでしまったり、モゴモゴしてしまったほうが場を盛り下げてしまいます。勢いを持たせて「乾杯」につなげましょう。
乾杯の発声
ついに最後になりました。「乾杯」の発声は非常に重要なフレーズです。よくある失敗は、参列者が乾杯のタイミングがわからないことです。
グラスを上に上げただけではわかりませんし、乾杯を促すようなはなむけの言葉をフェイントで入れてしまうと話の途中で勘違いして乾杯されかねません。
「皆様、グラスの用意はいかがでしょうか」と必ず、参加者に心の準備をさせてから、声高らかに「乾杯」を言いましょう。大きな声で「乾杯」を言うことがポイントです。
まとめ
頼まれても怖くない!結婚披露宴の「乾杯挨拶」を盛り上げるフレーズ
・新郎新婦との関係性は?
・いきなり格言
・難しい言葉は使わない
・おめでとうは何度言ってもよし
・新郎新婦とのおもしろエピソード
・勢いのあるはなむけの言葉
・乾杯の発声
いかがでしょうか?乾杯の挨拶のイメージはつきましたでしょうか?披露宴は乾杯の音頭から始まります。乾杯の音頭を任されたということは新郎新婦から信頼されていることの証です。
期待に応えるためにも、乾杯の挨拶で披露宴を盛り上げてください。
コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。