夏になると、少し外に出るだけで大量の汗が出てしまう。冬でも暖房が効いた部屋にいると汗がじんわりとにじんでしまう。辛い食べ物や熱いものを食べると額から・・・!
そんな汗で悩まされた経験があなたもあるのではないでしょうか。
汗をたくさんかくと着ているものも濡れて気持ちが悪いし、何よりにおいが気になってしまいます。
ただ、汗かきを改善しようと頭で願っても、それだけで汗がピタッと止まることはありません。汗の量を減らすには、頭で願うのではなく、ちょっとした工夫をすればいいのです。
そこで今回は、日常で簡単にできる汗をコントロールする方法をご紹介します。この方法を実践すれば汗かきを改善できること間違いなしです。
汗かき体質を改善!夏を爽やかに乗り切ろう!
その1:冷やす場所を間違えない
汗がひどいときに汗を拭いて冷たいもので体温調節、と思われるかもしれません。よくあるのが冷たい飲料を買っておでこに当てたり、ごくごく飲むという行為。
しかし、それはちょっと待ってください。冷やすならそれよりも効果のある場所があります。
それは体のリンパ節の部分です。首の後ろや鎖骨、脇の下、ヒザ裏、太ももの付け根、手首の内側などがリンパ節のある部分です。
冷たい飲み物を胃袋にガーっと流し込むよりも、まずはその部位に当てることで汗の引きが早くなります。冷やす場所を間違えないようにしましょう。
その2:飲み物は常温で
体が熱くなるとどうしても冷たいお茶や炭酸飲料などをごくごくと飲みたくなると思います。
けれども冷たいものは胃を収縮させ、吸収をにぶらせます。
そのため、一時的には体が冷えて汗が引くかもしれませんが、その後は胃が元に戻った反動でかえって汗が出やすい状態になってしまうのです。
暑い日に水分をとることは重要なのですが、冷たいものよりも常温のドリンクの方が実は体に優しいのです。
さらに常温のドリンクは汗になりにくいという特徴があります。どうしても冷たいものを飲む場合にはごくごくと胃に流し込むのではなく、一旦口に含んでから飲み込むようにしましょう。
その3:冷房の温度を下げすぎない
気温が高くなると「あーつーいー」と言って、どうしても温度を下げようと冷房をMAXまで下げてしまいがちです。
そしてその温度が心地よいのでそのままの温度で室内にいると、外へ出たときとの温度差が大きくなり、かえって汗をかきやすくなります。
外との温度差をできるだけ少なくした方が汗はかきにくくなります。
その4:汗かきの必需品、ウェットシートを持ち歩く
汗をハンカチでふいていませんか?タオルハンカチだから大丈夫?いやいや、どちらも同じです。
汗を乾いたハンカチでぬぐっても表面の汗がとれるだけで、次々と汗が溢れてくることになり、根本的な解決にはなりません。
それよりもウェットシートで汗を拭うことで、清涼感と共に汗が引きやすくなります。
首筋や顔、腕など肌が出ている部分だけでも拭うことでかなり汗の引き具合が変わります。夏にはハンカチよりもウェットシートですね。
ただし、お客さんの前ではマナー違反の場合もありますので、TPOをわきまえて使いましょう。
その5:動物性タンパク質の摂取を抑える
食事が焼き肉、しゃぶしゃぶ、バーベキューなど肉中心の食生活だと、体温が上がりやすくなり、汗も出やすくなります。乳製品や油ものも同様です。
また、動物性タンパク質を多く摂取する人は汗腺が脂分でつまりやすく、汗のにおいも強烈になりがちです。
汗かきの人にとっては「泣きっ面に蜂」のような現象になりえます。
食事は普段から動物性タンパク質を抑えることによって、汗の出を抑え、汗のにおいも軽減さすることができます。汗かきの改善には野菜中心の和食が理想の食事です。
その6:香辛料やカフェインは少なめに
夏になると激辛ブームがやってきます。辛いものを食べて暑さを乗り切ろう!というキャッチフレーズで、アジア料理や、カレー屋さんがにぎわいます。
しかし、唐辛子や香辛料は汗腺を刺激し、汗をかきやすくします。
夏なのに汗が出にくい人にとっては健康的でも汗かきの人にとっては地獄です。
また、コーヒやお茶に含まれるカフェインも汗腺を刺激します。辛いものや刺激の強い飲み物はほどほどにしましょう。
その7:入浴はぬるめのお湯にゆっくりと
暑い日にはシャワーだけでさっさと済ませてしまいたいものですが、汗かき対策には浴槽にお湯を張って入浴した方が効果的です。
それもぬるめのお湯に半身浴がオススメです。
お湯につかってじっくりと汗を流すことで代謝が良くなり、日中汗をかきにくい体になります。雑誌などを持ち込んでのぼせない程度にゆっくりとお風呂タイムを楽しみましょう。
まとめ
汗かき体質を改善!夏を爽やかに乗り切ろう!
その1:冷やす場所を間違えない
その2:飲み物は常温で
その3:冷房の温度を下げすぎない
その4:汗かきの必需品、ウェットシートを持ち歩く
その5:動物性タンパク質の摂取を抑える
その6:香辛料やカフェインは少なめに
その7:入浴はぬるめのお湯にゆっくりと
普段の生活をちょっとした工夫をするだけで汗かきの方は十分対策ができます。
できることならば、長い目で捉えて生活習慣の改善を行い汗かき体質を改善しましょう。
コメント コメントが多い記事もあります。読んでみるとモチベーションアップに繋がります。